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夏だキャンプだ「漫画キャンプ」3

午前中は加世田先生の「サムライ」レクチャーから始まります。
時は12世紀〜
なかなか張ったりもいたについてきて風格すら感じれます。
次は将棋のレクチャーです、駒の動かし方などです。

お昼の時間になりますと、子供らは日本食を食します、今日は近所に
住んでいる日本人のおばあさん、ノリコばあさんが女王の家にやってきて
ちらし寿司やら、そばなど作ってくれました、ありがたいことです。
このノリコばあさんっていうのは何でもパークスロープに30年ぐらい
住んでいる矍鑠とした80歳ぐらいのばあさんです、英語が片言ですので
ワタクシが同時通訳をいたしますが、耳が遠いのと相まって
とんでも同時通訳になっていたりしますが、今のところこれといった問題が
あとから発生しておりませんので、通訳は上手くいっているのでしょう。
ブルックリンで英語が片言で身よりがない日本人のばあさんを見るに大丈夫かな
っと心配はしております。

でこのマンガキャンプの子供らは食するのに色々いうわけです、ベジタリアン
だから、これは喰えん、魚はアレジーだから、喰えん、これは旨くない等
お前らガッツで喰わんかいっと、気力で腹12分目まで持ってこい、そこだけ
tsunami小林を敬えっと

折角、80過ぎのばあさんが作ってくれたのをウソでも旨い旨いっと云えんかっと
「お前ら残さず飯を喰わんか」っとのど元まで出かかって「アレジーは大変やな」
っと相づちを打っているわけです、しかしベジタリアンと云いつつ
「お前、野菜も喰わんやんけ、ピザばっかりかい」っと
(この飽食時代の申し子たちめ)っと心の中で叫んでおるわけです。

残さないで飯を喰えっと云われて続け、「今日は焼き肉やからあ〜」っと
急いで家に帰ると焼き肉がハムやったりとそういう幼少時代で
まずかろう、旨かろうは、二の次なのです、残さず食べるのが礼儀なのです
逆にこれは不味かろうっと思うものには、これはいけるなあ〜っとあえて
云ったりするのが、それが「サムライ」なのです、武士は食わねど高楊枝
の精神論は現代っ子には届かないのです、それはあたかもウチの親父さんが
初めて家で電動鉛筆削りを見て、こんなもん買わんとカッターで削れっと
憤慨していたあの感覚に近いだろうっと思う今日この頃でございます。

夏だキャンプだ「漫画キャンプ」2

西日を浴びて引き上げる子供たちと日本語教師兼武術講師のワタクシが
ブルックリンの高級住宅地の一室に戻り、引き続き日本語の勉強をします。
konnichiwa, sayonara等の挨拶から、今度は日本食のレストランで
オーダーするやり方を教えます、とりあえず「〜下さい」を多用したら
問題ないっと子供らを手玉に取ります、そのうち一人の白人のガキんちょが
cucumber(きゅうり)は何でカッパっていうのやっと聞いてきます。

まずカッパの説明をしないといけません、ジャパニーズモンスターで
川に住んでいて、キュウリが好きで、相撲も好きやなで
頭に皿を乗せてて、皿がドライになったら死ぬ。

今思うにハチャメチャな説明ですが、いきなりカッパについて聞かれて
カッパの知識などなくワタクシのCPUでフル稼働させたら、上記のような
説明になってしまいました、がここですかさずフォローを入れます。

明日、カッパマスターの加世田先生が詳しく教えてくれるからっと
何とか逃げ切りました。

つづく…………………….

夏だキャンプだ「漫画キャンプ」in ブルックリン

今日は今年一番の暑さだったニューヨークです。

「漫画キャンプ」って何じゃらほいと思われる方々が多数を占めると
思いますが、要は子供らが1週間、講師付きで漫画を楽しく勉強しようと
いう企画がガーナの女王の元、立ち上げられまして、そんな漫画キャンプ
なんて来る子供らがいるかいっと、タカをくくっていたワタクシと
加世田君がきっちり講師陣として子供らに教えることになりました。
(そろそろ本気で仕事を選ばないといけないと思いますが)

ちなみに米国は日本の漫画がブームでございます、この仕事を請け合うまで
全く知らなかったのですが、「Naruto」や「One peace」人気らしいです。
加世田君は「北斗の拳」のラオウの生き様を伝えると息巻いてましたが
自分は残念ながら長らく漫画を読んでおりませんで、最後に熟読したのが
たしか「浪速金融道」だったと思いますが、白人のガキらには全く届かない
でしょう、僕がどれほど力んで肉欲棒太郎の生き様を伝えようにも
全く不可能な作業かと思われます。

カリキュラムの方は漫画ばっかりっというわけにもいかず、自分たちで
衣装を作ってコスプレをしたり日本の文化を伝えつつ、武術を教えつつ
日本語を教えつつ、最後に侍と忍者のデモンストレーションという
また無茶苦茶なカリキュラムでございます、大丈夫かと思われた
方々もいるかと思いますが大丈夫ではございません、非常に痛々しいです。

初日は現地に着いて女王から子供に教えるミッションが下りまして
「公園で武術を教えながら日本語も教える」っということでしたが
人間追い込まれたら出来ない事がないのです、西日を受けながら子供らは
汗をかいてさわやかな笑顔で日本語を唱えているのです。

つづく……………………

盆栽と万歳

ワタクシ夏は特に忙しいです、武術大会もあるのですが忙しいときに
限って仕事が舞込んできます。

友人「え〜っと、月曜にPress kitのサンプル作って、火曜日に仕上げて」
ワタクシ「またあ、めちゃ云うたら、あかんでえ」
友人「だって、プエルトリコ行くから」

っとこんな塩梅でしてプエルトリコ行くから、っと明らかに理由になって
おりませんが、そこは零細企業なのです、わかりましたっと素直に答えるのです
それが決して、彼女とバカンスだとわかっていてもニコニコ顔なのでございます。

先日は家庭教師でデザインを上の女の子に教えておりますと横の部屋で
武術講師の加世田君が下の男の子に何やら教えています。
その部屋の片隅にはお手軽盆栽セットがおいておりまして、それを指し手か、いなか
Bonsai, Bonsai, Bonsaiと子供と一緒に連呼しております。
それがしまいにBonsai, Banzai, Bonsai, Banzai, Bonsai, Banzaiと
連呼するのです、横ではデザインの勉強をしているというのにですよ。
これは注意を促した方が良いかなと思いきや、男の子が聞くのです

男の子 “What is Bazai?”

加世田座長 “hun~~, Banzai for Emperor” (陛下に万歳)

と両手を挙げ、「万歳〜、万歳〜、万歳〜」っとやっているのを
横目でこれはある意味、注意出来ないなっと
しかしこの子はトンチンカンな日本語ばっかり覚えて大丈夫やろうか
っと一人危惧するのです。

デモそして忍者

直前の打ち合わせで、デモンストレーションの順番を決めます。
「タカシ、アイ、ツヨシ、ケイ、タカシ」そしてツヨシとアイの
フィティングセットと僕の前に一人黒人の子供が入ってデモンストレーションは
合計7回で、デモの前に一人ずつ型を見て位置の確認などしてあげようと
思いましたけど、自分はビルの下にて佇みます、加世田老師はそんなこと
してないみたいで、クラスは割合きっちり管理してるわりにはデモでは以外と
放任主義で要所で西武の森監督、ここ一番で近鉄仰木監督と云ったところで
でしょうか。

黒人の子供のデモです、初級長拳です、一番最初で人生初デモでさすがに
緊張していたようですが、きっちりこなすじゃありませんか、素晴らしい。

ワタクシの白猿拳です、控え室で「天井低いし、蟷螂拳でもしようかあ〜」
って云うたら、加世田老師「ボッボク、蟷螂拳するんだけど」っと
加世田老師、蟷螂拳を準備していたみたいです、っというか武術のデモでは
だいたい事前に何をするか打ち合わせするけど、「なし」でびっくり箱
形式なのです、打ち合わせは直前に出る順番だけなのです、ありやな。
白猿拳、まあ普通でしょうか、衣装も何もなしやったし、こんなもんでしょう
前日に衣装もっていこうかあ〜、ツヨシ老師に聞きますと、誰も着ないから
どっちでもええよって自分きっちり衣装きてるがな、それもありなのです。

アイ、長拳の中級です、金曜日に見てあげるって云ってて全然見ませんでした。
真ん中ぐらいのパートだったでしょうか、周りが良く見えていてさすが
舞台慣れしてますね、感心です。

ツヨシ、蟷螂拳、なかなか良いでしょう、ちょっと入れ込み気味でしょうか
前半のパートですが、見ながら自分は息を合わせて次の青龍刀に備えます。

ケイ、南拳、爆発呼吸で「はーい」っというところここが南拳のデモの
難しい箇所でございます、子供もしくわ酔っぱらいがいますと失敗しますと
「は〜い」っと小馬鹿にされるのです、爆発呼吸はあくまで爆発で
相手がビビるぐらいにしないと、いけないのです、来週は南拳の爆発呼吸の
練習をしないといけません、あとはだいたい良かったのでないでしょうか。

さて青龍刀、子供が手前に居ますので、加減しつつ、天井が低いのでそれも
加減しつつ動きます、前半の箇所はまあまあでしたが、ロールして切り落とす
箇所ここにて、配置失敗でした、奥に行き過ぎてスペースなかったので
ちょっと戻ります、失敗ですな、なんやかんや云ってワタクシが一番良く
ありません、来週から青龍刀の猛特訓を自分に課せなければなりません。

二人のファイティングセットこれもちょっと子供いたので遠慮したかな
ですが滞りなくやりましたね。

さて、今度は加世田座長の子供武術教室と武術の説明をします。
ケイちゃんにタバコを加えさせてタバコ蹴り、3回目で成功しましたが
2回目失敗したときには、これは俺の番かなっと腹をくくりましたが
成功してよかったです、加世田座長滞りなく武術を説明していきます
素晴らしい、MCやらせても、隙がございません。宴もたけなわこれで
終わりかと思いきや、責任者の人が「じゃあ〜、みんな質問あるかあ〜」
っと子供に振ります、おそるおそる一人の女の子が手をあげます。

女の子「えっと、子供の時にはどこで練習したのですか」

加世田老師「え〜〜っと、山でお猿さんと練習したんだよ〜」

凍てつく会場、目を白黒させる子供ら、鼻の上から汗が流れる座長

責任者「じゃあ、みんなで歌を歌いましょう〜」
最後は責任者の締めで格好になりました。

っと僕は帰って一寝入りですが3人は明日のLA MAMAの
舞台に向けて夜にリハが待っているのです、そして
月曜の勝負の舞台が待っているのです…………..

子供の日にてデモンストレーション(当日)

夜半からの作業を一端中断しまして、明日の朝一番でStaple(印刷屋)に
行く事にして寝ます、まあデモンストレーションといいましても先週
場所を確認しまして、天井は低いし奥行きがないので、ツヨシ君に
まあ〜、無理かなあ〜。って云ってますのでワタクシの役目は
当日プリントを持っていくのに専念するばいいのです。

朝の7時ぐらいにおきまして、そうそう当日デモンストレーションを
する子供の母親が知り合いですのなんとか朝に電話して頼み
プリントアウトして持ってくると確認して、一応事なきを得ます。

当日10時半現地集合ですので、10時ぐらいに行きます、一応青龍刀も
持っていきます、デモをしない予定ですが、先週デモがあるから旗を
縫ってと彼女に頼んだ手前もっていかないわけにはいきません。
(このあたりあとで微妙に糸がもつれ合います)

さて、座長と会場を確認します。
ツヨシ、責任者に向かって開口一番、すでにセッティングされている会場に
「この会場、横長に使っていいですか?」との問いに
「いいですよ」っと二つ返事この時点で、またアホな事っと思うも先週
会場を下見に行ったときに、「これ横長やったら、デモ出来るなあ〜」っと
云っていたのを思い出します。でワタクシのデモンストレーションが
決定したのです、いやあ〜、寝不足やからなど生徒らがいる手前云える
わけありません、当然せっかく持ってきた青龍刀もしないわけにはいけません
これはいかんっと、練習せなっと思いつつも、プリントしてもらった人から
連絡が入り場所がわからないからっとの連絡でやもなく、ビルの前で
待ちます、なぜなら会場のビルの張り紙が日本語で書いているため
僕かツヨシ君が待っておかないといけないのです、今回の責任者である
座長は当然現場にいないといけなくワタクシはやもなくビルの前で待機です
なおかつプリントを頼んだ手前申し訳ない気持ちもあります、当日は
マンハッタンはバイクマラソンか何かで道が閉鎖されてた影響もあったのですが
およそ1時間遅れて彼らはキャブで到着、急いで11階にあがり
さてストレッチを、っと思った瞬間に「みなさん〜、よろしいですかあ〜」
控え室で待機している我らに出番が言い渡されます…………..

子供の日にてデモンストレーション

5月6日の日曜日にこちら日系人会で子供の日のイベントがありまして
ワタクシも武術演武にて参加でございました。

3日前まで話しは戻ります、前日前々日にメーリングリストとフライヤーを
作って受付におけば宣伝になるなっということで、Spinnin Ronin
首脳ミーティングがありまして、それにて演武者兼デザイナーと
して借り出される格好になったのです、来週に来るかと思われたインクも
天佑か金曜日に注文していたインクが来たのでした。

土曜日の夜に明日の用意をするべく、フライヤーとメーリングリストを
制作します、デザイン系のソフトを主流で作っている人間に取って
じゃあ、ワードとエクセルで作ってっと気軽に頼む人間はワタクシたち
デザイナー殺しなのです、いうならばバレーダンサーにヒップホップを
踊って云っているのとそう変わらないのですが、なぜなら違う
分野だからですが、ワタクシ3時間ぐらい格闘して仕上げます。

さて、プリントの段階になりまして、インクカートリッジから新しい
インクに入れ替え、プリントして明日に備えたらええなっと思って
おりましたが、そこは問屋がおろしません。新品のインクのはずが
プリンターのインクがないというアラートが今まで点滅していたのが
つきっぱなしになっております、ネットで安く買ったのが仇になって
おりますが、俗にいう「安い安いが地獄の一丁目」を地でいく展開です。
正規のインクを買うのやったと思うのも、あとの祭りなのです。

明日は演武で、早めに休みたいところを夜中までプリンターと格闘なのです。
買ってまだ新しいプリンターですが、前にプレスキットを作った際に
紙に全面にぬったらインクがめちゃくちゃ減るから紙を色付きにしてくれっと
頼みも素人にはわかるはずもなく、ワタクシがデザインしてないので
どんなイメージで来るかもわからず、薄茶色の背景のイメージを5枚ほど
刷ったらインクがなくなり、明日は演武やのにプリンターは動かず
夜は更けて行きます………..

アフリカの女王

朝の7時半頃に目が覚めます、目を閉じてまた時計を見ますと
8時に合わせた時計が10分前を指し示しております、仕事がある日は
目覚まし時計が要らない身体なのです、大雑把に見えますが
存外きっちりした性格なのでございます、それに今日はある仕事の
初日で気持ちも高ぶっていたのも影響したのでしょう。

日頃夜型人間のワタクシですが、この日は朝の8時前に起きてシャワーを
浴びて無精髭をあてて、小ぎれいな格好をしてブルックリンに向かいます。
それはあたかも教育実習で青さが残る先生のような気持ちなのです
っと教育実習をしたことがありませんが

今日は、はじめての家庭教師の日なのです、カンフーではございません
デザインの家庭教師をガーナの女王の息子と娘にスワヒリ語でなく
英語でデザインの家庭教師でございます、我ながらユダヤ人の宝石商
からガーナの女王と人脈の守備範囲が広いのでございます。

自分でいうのもなんですが、勉強では明らかに劣等生であった自分が
回り回って15歳と13歳の思春期の子供に勉学を教えるとは夢にも
思っていませんでした、云うならば四十肩のおっさんが間違えて広島の
日南キャンプにやってきて、間違えてバッティングピッチャーを勤める
そんな悲壮的な状況を超えて滑稽模様になったようなものです。

行きの電車で、女王に次からもう来なくていいって云われた時の返答は
どうしようかとか、子供が自分の云っている英語がわかなくてデザインの
受講どころでなかったらどうしかなど思いが馳せます、まあ人間30歳も
過ぎればは厚ぼったくなりますな、まあそこは何とかなるやろうっと
腹をくくります、なんとか次回の家庭教師の日が決まり、格好になりましたか。
ニューヨークは何が起こるかわからんですなあ〜。

ps. 明日のカンフークラスはお休みです。

つづく

仕事の合間に先生の日

いつもは武術の合間にデザインの仕事などしておりましたが
どうしたことでしょう、今月に入りましてweb製作依頼が3件
ほぼ同時にやってきました、にわかにデザイン事務所NyyGも
大わらわでございます、自分の武術の練習は全く出来ずマウスの
使い過ぎで右の肩が針で刺されたような痛みをともないながら
仕事をしております。

さて、金曜の先生の日です、前夜に鷹爪拳の依頼を受けてましたので
肩周りの筋肉を念入りにストレッチしてスタジオに向かいます。

基本練習で寒い冬はスタンス系の練習を軸にします、今日は加世田君も
来ておりましたな。新しいスウィープ系の技を模範しておきます。
最初ですのでなかなか難しいでしょうか、一回見せておけばそのうち
出来るようになるでしょう、飛び技も軽くこなして個人練習に移ります。

鷹爪拳、当然全部は教えられないので、基本動作とオープニングを
教えます、なかなか最初の飛び立つ動きができませんな、まあいきなりは
無理ですけど、来週の舞台までにそれなりに仕上げてほしいものです。
あとロータスキックが完璧にできないと難しい型です。

青龍刀、第二セクションの通しです、このパートはそれほど難しく
ないでしょうか、動きもよろしいです、あとフラワーだけ気をつけたら
良いでしょうか、来週は第三セクションです。

白猿拳、通します、スタミナはついてきましたけど、まだ荒いかな。
きっちりディテールをこなさないといけませんよ、先週直したところが
直っていましたので、それの点は評価出来るのではないでしょうか。

形意拳、ほぼ最後の箇所ですが、まだ形意拳の立ち方がしっくりこない
ですな、上体が長拳になって背筋が伸びてしまいますね。形意拳の
時は形意拳の身体にならないといけないのです、型によって瞬時に
身体の姿勢を変える練習も教えないといけませんね。

世界一のモダンアートエリア(Chelsea)

水曜日の朝シトシトと降りしきる雨の中、ユダヤの宝石商と
ダイナーに向かいます。NYCのチェルシーエリアでございます
身体はきっちりしたスーツに固めてます、これでワタクシが
殺し屋でしたらシドニーシェルダンの小説に出てくるチンピラAと
いったところでしょうか。

先月買った革靴の中がしっとりと濡れてきて足先が冷たく不快度数は
高めでございます、窓際のテーブルを陣取り、さてどう切り出そうかと
思ってますとダイナーの店員に何を飲むかと2.3度聞かれます
うわの空でございました、ワタクシはコーヒーを頼みユダヤ人は
アボガド入りのオムレツを注文します、さすがブルジョワでございます。
オムレツにはタマネギやろうっと相場が決まってるのはワタクシだけで
ございます、それから財布に$20しか入ってなく、今日のマッチアップを
ワタクシが行ないましたので、払いがワタクシ持ちになると思いますも
相手はおかまいなしでございます。

と正面を見据えられて、「さて、話しは何やと」切り出して来られました。
瞬時にして後手に回った瞬間でしたが、用件を滞りなく述べる事が出来
すこぶる満足でございました、それを察したかのように雨模様の空が晴れて
きます、幸先いいなあと思っているところに、今から新しいギャラリーを
見せたるっといいます、新しいギャラリーを案内してもらいます、また
一等地にデカイギャラリーを差して、ここやと金持ちは違いますなあ。
以前持っていたギャラリーは手狭になったので、こっちに移るとのことで
隣のギャラリーもアンディーウォフォールの絵をさり気なく飾られてます。
「あれ、いくらぐらいか、わかるか」って聞かれますも、無知なワタクシは
トンチンカンな答えを出しますも、「2.3億」でこっちは安くて「1.2億」
ということでございました、たまにこういう生活レベルのかけ離れた
人間と会って話しするのはおもしろものです。

ちなみに、さきほどのコーヒーはユダヤ人のおっちゃん持ちだったのは
云うまでもありませんね。