月別アーカイブ: 2006年12月

妹がやって来た。

妹が友達と連れてニューヨークにやってきました、そんなクリスマスに
女二人でニューヨークも、まあよろしいですな。観光につき合います
Sohoをグルグル回ってショッピングでございます、王道です。
歩き疲れて帰ってきて「明日はどこに行く」と相談している姿は女学生の
ようであります、そして「その地球の歩き方には兄ちゃん載ってる」と
間髪入れず自慢して兄の威厳を保ちます。滞在の後半にはJAZZを聴きに
いきます、武術クラスの生徒がThe Village Vanguard前日に行ったらしく
よかったですよ〜、といいますので我々もいきます、当然ワタクシも
初めていきます、最初にドリンクを頼みまして演奏を待ちます。
雰囲気はすこぶるよろしいです、以前かのマイルスデービスも演奏した
ほどのクラブでございます。
ワタクシはヘネシーのロックです、一口飲んで安い方のヘネシーやなっと
直感しますが、楽しく来てるのにそんなマイナス要素はいいません
早く飲んでジントニックでも頼もうと思いまして、グラスのそこを見ますに
なにやら虫が沈んでおります、ウエイトレスのデカイ白人のねーちゃんが
大慌ててで新たにヘネシーのロックをなみなみついでくれまして、演奏聴く
前にすっかり酔っぱらってしまいましたが、なかなか迫力のある
演奏だったと思います、特にドラムの方がすばらしかったと思います。

先日妹らは日本に帰りましたが、風邪引いてしまいまして、なかなか
抜けませんねえ明日は武術クラスですので、汗をかいて風邪が抜ければと
思いますが彼女らがいた一週間はレストランでいいもの食べたので身体が
びっくりしたのでしょうか、普段は野菜ジュースに豆腐一丁とみそ汁と
ご飯とピクルスいう晩ご飯のメニューですので差が激しかったかな。
さて、次回はどこに連れていこうかな。

世界一のモダンアートエリア(Chelsea)

水曜日の朝シトシトと降りしきる雨の中、ユダヤの宝石商と
ダイナーに向かいます。NYCのチェルシーエリアでございます
身体はきっちりしたスーツに固めてます、これでワタクシが
殺し屋でしたらシドニーシェルダンの小説に出てくるチンピラAと
いったところでしょうか。

先月買った革靴の中がしっとりと濡れてきて足先が冷たく不快度数は
高めでございます、窓際のテーブルを陣取り、さてどう切り出そうかと
思ってますとダイナーの店員に何を飲むかと2.3度聞かれます
うわの空でございました、ワタクシはコーヒーを頼みユダヤ人は
アボガド入りのオムレツを注文します、さすがブルジョワでございます。
オムレツにはタマネギやろうっと相場が決まってるのはワタクシだけで
ございます、それから財布に$20しか入ってなく、今日のマッチアップを
ワタクシが行ないましたので、払いがワタクシ持ちになると思いますも
相手はおかまいなしでございます。

と正面を見据えられて、「さて、話しは何やと」切り出して来られました。
瞬時にして後手に回った瞬間でしたが、用件を滞りなく述べる事が出来
すこぶる満足でございました、それを察したかのように雨模様の空が晴れて
きます、幸先いいなあと思っているところに、今から新しいギャラリーを
見せたるっといいます、新しいギャラリーを案内してもらいます、また
一等地にデカイギャラリーを差して、ここやと金持ちは違いますなあ。
以前持っていたギャラリーは手狭になったので、こっちに移るとのことで
隣のギャラリーもアンディーウォフォールの絵をさり気なく飾られてます。
「あれ、いくらぐらいか、わかるか」って聞かれますも、無知なワタクシは
トンチンカンな答えを出しますも、「2.3億」でこっちは安くて「1.2億」
ということでございました、たまにこういう生活レベルのかけ離れた
人間と会って話しするのはおもしろものです。

ちなみに、さきほどのコーヒーはユダヤ人のおっちゃん持ちだったのは
云うまでもありませんね。

新聞連載と先生の日


「お眠の加世田座長」

ニューヨークの日系の新聞にてジャピオンというのがありまして
来年新年号から3ヶ月間カンフーの連載が始まります、加世田君のツテで
引っ張ってきた仕事のようです、で以前撮影したらしいのですが
これまた安いカメラで画像が悪いっということで今日武術クラスの前に
へっぽこカメラマンのワタクシが借り出された次第ですが、加世田君は
だてに不遇の待遇が長くございません、ギャラを出してくれます。
コーヒー1杯ですが、特に冷え込みのひどかった今日は非常においしく
思えました、それに撮った写真に文句など云ったりしません、礼儀を
わきまえております、写真ですがリンク先から何枚か写真が見れますので
見てみてください。

と時間ギリギリまで撮影をしまして、先生の日でございます、先週は
お仕事でお休みいたしましたので、2週間ぶりでございます、日本に
帰っていた生徒も帰ってきておりまして、入れ違いで日本に帰った生徒も
おりましたが、いつものメンバーに加世田君が加わって練習です。

非常に寒い日でしたので、スタンス系のコンビネーションを多めに
いたします、そろそろ温まってきたなっと思ったところでジャンプ系の
コンビネーションです、途中で現代武術の特徴を説明します。
ですが「云うわ易し」でございますね。

個人練習に
長拳、第一セクションの途中まででしょうか、だいたい良いでしょうか
基本練習に長拳の特徴を云ってますので、それでよかったかもしれません。
まだもうちょっと基本動作をしっかりしないとだめでしょうか。

形意拳、こちらも一週間空いてますので、ちょっと動きが弱いかな。
目線がちょっと下を見る癖があるかな、あとはだいたいよろしいでしょう。
震脚が強くなってきましたね。

白猿拳、通しをします、一週間空いてあかんかなって思ってましたら
すこぶるよろしいではございませんか、練習して来たようですね。
先生わかりますよ、春頃までかかるかなって思ってましたが
このままいけば、1月、2月で終るのではないでしょうか、そろそろ
次を考えないといけませんね、斬馬刀の難しい方の型を教えるかな
それとも青龍刀にするかな、またこれは後日考えましょう。

青龍刀、第3セクションです、この型の第3セクションが一番難しいかな
何度か通させます、だいたいよろしいかな、軸運動がちょっと弱いかな。
あとはだいたい良いでしょう、来週は第4セクションですな。

蟷螂拳、最初がだんだん決まってきましたかね、どうでしょうか。
ちょっと固いかな、もうちょっと打開の動作を入れた方が良いでしょう
それと動きがまだ長拳ですね、蟷螂拳のときは蟷螂拳に身体を切り変え
ないといけませんが、これも「云うは易し」で拳によって身体の動作を
変えだしたら現代武術は卒業でございますね。

お膳立ての吊るし上げ

自分が所属しております、ノンプロフィット組織のパーティーがあり
名刺を新調しまして、先日カンファレンスパーティーに行って参りました。
云うならばお披露目会みたいなものです、こういう志がありますと
説明しながら、立食パーティーが進むのでございます。

残念ながら裏方兼ございましたが、ただただ人より少し良いカメラを
持っているという理由でカメラマンでございます、この秋「清水の舞台」
から飛び降りて購入いたしました、カメラはCANON 30Dでございます。
ちなみにノーギャラでございましたが、パーティーの会場になりましたのは
マンハッタンのど真ん中のビルの37階でございます、部屋の側面は
ガラス張りになっておりまして、前面には大きなフラットのテレビモニターが
置かれておりました、夜の7時からでしたので、フラッシュをたくのですが
これまた難しいのでございます、フラッシュのreflection(反射)でよく
撮れないのでございます、カメラのフラッシュとガラスはいうならば
ハブとマングースという間柄と云って過言ではないと思われます。
一度、プロのカメラマンの方にその攻略を聞かなければなりませんです。
当日、一張羅でいきまして非常に肩が凝りまして、未だにネクタイの
結び方がわからないのはどういったモノかと自問自答するのです。

さて、パンフレットを見ますに、最後にオークションと書いておりました
誰かが物を売るものかと、てっきり思っておりまして、カメラをかまえて
おりましたが、なんと会場に来ていた若いネーチャンらとデートをする
というオークションでございまして、女の子がステージに白人のMCを伴って
現れ$20、$40と競りに掛けられているではありませんか、アメリカ的で
ございます、ある意味さらし者やなあ〜、なんて思いつつ悠長に
シャッターを切りるのもつかもの間でございました、組織の長からの
突然のご指名でワタクシが競売にかけられるハメになったのです、また
MCが壇上で「ではここで武術の型を披露してください」と声高々と宣言して
くれよります、ワタクシが云うまでもなく何事にも準備というのは
大切でございますが、当然この時心の準備も身体の準備も出来ておりません。
MCの「張り切ってどうぞ〜」が走馬灯のように頭をよぎるわけで
ございます、「このボケ〜っ」と思う暇もございせん。さらし者でございます
自分でもわかりましたが赤面しておりました、顔は間違いなく真っ赤かで
ございました。スーツを着てその場でデモンストレーションです
ジャッキーチェンでない限りネタを仕込んでもおりません、とっさに
蟷螂拳の出だしをしたのですが、帰りの電車でやはりあの場は長拳に
するべきだったと後悔の念があとから生まれ来るのでした、同様にあの場面
ビデオカメラ担当の渡辺君が嬉々としてワタクシを撮っていたことを
あとから思い出しパーティーが終わってから、DVテープを徴収しておく事を
怠ったっと二重の後悔の念が生まれた事をここに告白しておきます。