不審者防犯講座において最も重要なのは、児童の安全を確保すること。そのためには、この方針に基づいてマニュアルを整備していく必要があります。不審者が施設内に侵入してきた場合、まず最初に警察へ通報します。ここで重要なのは、「誰が通報するのか」を事前に明確に決めておくこと。「通報したつもり」では済まされないため、必ず役割分担を取り決めておくことが不可欠です。また、警察による刺股対応には問題があります。警察は原則として不審者を生け捕りにする方針をとっていますが、現場サイド、特に女性職員が刃物を持った侵入者を相手に生け捕りにできるわけありません。ここに、現場と警察の間に温度差が生じてて、現場では「足元を狙い、不審者を転倒させる」対応を基本とするように指導します。転倒させることで、数回の転倒で相手は刃物を保持できなくなり、さらに、相手の機動力を封じることができれば、児童の安全確保がより確実になります。侵入させない、未然に防ぐのが大切ですので、実際にあったことを載せておきましょう。
ケース1. フリスクール入り口付近に酔っ払ってバールを持って、うるさいと文句を言いにきた爺さんがいました。警察沙汰にして恨みを買いたくないとフリースクールの先生は、扱いに慣れた女の先生がクッキーをその爺さんに渡して爺さん喜んで帰りました。どこでも居るかと思いますが、地元で悪名高い酔っ払ったら無茶する爺さんの部類です。バールを持っている時点でアウトでございます。やはり警察に相談してください。

このたびは、このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。高崎は本当に素晴らしい場所で、多くの方々に親切にしていただきましたこと、深く感謝しております。
学童クラブハーモニーの職員の皆様、本当にありがとうございました。