月別アーカイブ: 2012年5月

禿鷲と禿鷹

クラシックバレエ指導歴30年の片岡先生のスタジオにお邪魔します
遠いところをようこそお越し下さいました、と丁寧な挨拶でございます
アシスタントのランですっと白人のごつい生徒を連れていきまして
ちょっとおっかなびっくりのようでございました、トゥーランドットの
映像をyoutubeでさがして見てまいりました、見せていただいたdvdと
同じものでございました、完全に現代武術で八卦掌が入っております
飛び技はバタフライキックであと武器で剣を使っておりました

さてとりあえずスタジオで稽古でございます、10代後半から20代前半の
女の子ら5人でございます、まるで白鳥の群れに禿鷲と禿鷹が鎮座している
そんな雰囲気でございますが、とりあえず武術のストレッチから説明していきます
最長キャリアの子でクラシックバレエ歴20年でほぼ全員10年以上のキャリアで半年に
一回ぐらいは舞台に出ているという言わばトップレベルの子たちですが
武術のストレッチに関してだめでございました、硬いございます
予定をオーバーしてストレッチと身体使い方を説明します、それから
基本動作の練習に入りますが、クラシックバレエ一筋でこられています
当然すぐに現代武術の動きに出来ません、筋肉の記憶というのは一回覚えたら
なかなか忘れないのが特徴でございまして、頭の記憶はすぐ忘れますも
例えば3日前のお昼ご飯を即座に答えれないと思います、筋肉の記憶を
忘れさせる訓練が武術にはございまして、これは違う型をするときに身体を
リセットする用法ですが、これはなかなかハードでございます
例えば全く違う拳を掛け持ちして習うなら、多少は進歩があるでしょうが
似ている拳を違う所で習ったら間違いなく相殺してしまいます、単純に
身体が混乱するからです

クラシックバレエの現役の子らに現代武術を刷り込んでいきます
メンタルとフィジカルの同時に説明していきます、如何に付け焼き刃の精度を
あげる教え方です、7.8年前にニューヨークで教えていたあの感覚にふつふつと
蘇ります、あっと云う間に3時間、基本、応用、そして振り付けまで
5人のフォーメーションの現代武術の型を即席で作りましたが、さて次回は
どのように変化しているか楽しみです


衣装、照明、ブレイクダンサーたちに役者にラグビーのヘッドギアなどつけて
ましたね、ヨーロッパの作品ですが、すばらしいですね

千早赤阪村へようこそ

ナビゲーターのイスラエル人の生徒を従えて、四条畷から一路千早赤阪村へ
向かいます、当然行ったことはございません、楠木正成公が出て、ろう城した
ところぐらいしか思い浮かびませんが、案の定、道に間違えて
「あはは、アホやラン間違えよった」っと珍道中は続きます、市内から
だんだん山へ向かってまいります、大阪でもこんなところがあるのやなっと
いうぐらい雨に佇む赤阪村は秘境の雰囲気満点でございます
奥まったところに住宅地が拓かれてまして、そこが目指すバレエスタジオで
ございました、生駒の獅子が丘によく似ているなって云う感じであります

つづく…..

クラシックバレエの振り付けへ

生駒山から夕闇が迫りつつ中一本の電話が入ります
まわりの音がうるさくてあまり聞き取れませんが
要約するとクラシックバレエの舞台で振り付けをしてほしいとの事
っとそのときはそれで電話を切りまして、日本にも変わった依頼が
来るなあ〜っとニューヨークに居た時はサウスブロンクスを撮影したいからと
ガイド件運転手、夜盗にそなえてガーナの王子と姫の用心棒などしましたっけ
まあでもその時に教えて子らはほとんど舞台関係の子でした
ので、ダンスやジャズの練習を観に行ったりしてたから問題ないでしょう

さて改めて話を聞いてみると、町内会で頑張るっていう規模でなく
市民ホールを借りて市の主催で大規模な公演のようです
7/1ですっということでざっと検索をしますと
ラブリーホールというのがありましたどうやら気軽に踊り子さんに
「え〜っとベリーナイスやね」
なんて云えない雰囲気でございます、さきほどたまたま生徒のイスラエル人が
電話かけて来て、今からバレエの振り付け行くけど行くかあ〜って
聞きますと、Why not(ええよ〜)とのことでまた珍道中になりそうです、汗
一応、完全に身体をアップしておいた方がええな

さてそろそろ準備して行きますか

8年ぶりの生徒の登場

2003年ぐらいにニューヨークで教えていた生徒がクラスに登場でございます
サトちゃんでございます、今の生徒らの兄にあたる存在でございますね
武術兄弟でございます、ニューヨークのクラスで一生懸命練習していた姿を
思い出します、当時のクラスはストレッチは10分あげるから各自でやって
云って、いきなり全力のストレッチキックでスタートです、ちょっと固さが
見られると思ったらちょっと中断してストレッチをしてスプリットで
思いっきり太ももと踏み付けて悶絶させてから、「良し」といって再開で
ありました、トップスピードを保ったまま1時間ぐらいキッツイ基本練習
それから型の練習こちらも全員ほぼ全力でやってましたね

昨日はひさしぶりに飛び技を披露しておりましたが、まだまだ軽いわ、笑
ショービジネスの激戦区で戦ったのですから、ブランクなんか関係ないですな

そろそろ子供らに飛び技を集中して教えないといけないと思っていたので
来てもらって多いに助かりました
バク転、バク宙、エリアル、トルネード、ツイスト、ジャンプフロントと
やってもらいました子供らも納得したでしょうか

帰りにご飯を食べに行って、「弟」「妹」の武術兄弟の話やニューヨークの
時の話、これからの武術クラスの話などして疲れた身体が心地よく、昔の生徒が
訪ねてくるのは嬉しいものです、幸せ者だと思いながらラーメンをすすりました

今教えてる子らが、また10年、20年してクラスへ来てくれたらそれはそれで
嬉しいのでしょうねえ


「この舞台の最後のファイトシーンは絶品やったねえ」

the ヤング マスター

日本に帰って来てこの5月で武術クラスが3年目に突入いたします
ニューヨークで8年間教えていましたので11年目でございます

両国で教えて最大の違いはゴールの設定をどこにするかでして
ニューヨークでの場合は技術的習得で難易度の高い技や型を
習得したい生徒が大多数をしめておりましたので、それに見合った
教え方でございました、例えばカズマ君など
再来週舞台で鳥にならないといけないので鷹爪拳を教えて下さいっと
いった思い切った依頼などがございました、そんなカズマ君も
先週はエジプトっていうてたかな、今では世界で活躍しております、笑
アメリカはファーストフード発祥の地であります、如何に早く
Time is moneyを地でいくそんなお国柄でございます

だいぶ日本での武術クラスも慣れてまいりました、こちらは
生徒の成長を見ながら1年先、5年先、10年先、20年先ぐらいで
ある程度計画をたてて教えております、もちろん予定は未定で
ございますが、先週の土曜日ストレッチで条件がそろいましたので
小学校6年生の女の子にストレッチの先生してっということで
先生でございます、ワタクシ内心はハラハラしておりましたが
隣のかあさんもチラリチラリと娘さんを見ております

まあ何事も経験でございます、どんな先生も最初に教えるときは緊張するもので
ワタクシも最初にフェイゼル教えた時を思い出す時がございます
彼女が10年15年したときに何の仕事をしようか〜っと思った時に
なんのジャンルの先生でも11歳で先生出来たのやから出来るさっと
太鼓判を押せるのでございます、武術クラスの経験が財産になって
もらえるたらと思っております、しいて云えばそれが日本での
武術クラスのゴールでございます

というわけで
ジャッキーチェンから
“The Young Master”

ゴールデンウイーク明けまして

ようやく日々の生活が普通に戻ってまいりました嫁が埼玉の実家の方へ
帰っておりまして、普段外食をしないのですがコンビニやらで
サンドイッチなどを食べました、買って驚いたのですが、具が均等でないのですね、笑
見えてるところは具たくさんで均等でないのはアメリカとえらい違うなっと思いました
それと「すき屋」の定食にはお世話になりましたね、何と朝ご飯定食で
最安値が180円でございます、ご飯大盛りですよ、デフレ万歳でございましたね

ゴールデンウイークではまず車にシガーソケットを付けるというのが最大の課題で
ございましたが、ネットで図解で説明してありました
オートバックスでは1000円ぐらいでしてくれるようでしたが、手間でありますが
車の電気系統の知識を得たかったので、自分で取り付けますも、丁寧に線が二本出て
ましたので繋げて終わり、知識も何もありませんでしたが、やれば何でも出来ますね

さて最近ですが、とある体育館でいつものように武術クラスをしてますと
となりで何やら、何でしょうねえ、体操でもないし何かの運動のクラスをしております
そこの指導者のおばちゃんが土建屋の口上ヨロシクで「おい、お前ら」
「家で練習せんかったらわかるからなあ〜」など大きな大きな声でがなり上げで
おります、ワタクシも多くの指導者なり劇団の座長など女性のリーダーを
見て来ました、このタイプは生徒らダンサーらになめられるのを特に
嫌うタイプでございます、練習や稽古がヒステリー状態である種独特の緊張
状態に持って行かれますが、これはクラスをコントロールしたいという思いが
先にきて生徒らの能力を向上させるというのが後回しになりがちになります
そんな全部、全部コントロールしてどないするのかなって思います

想うに、画一的な良い練習法、悪い練習などはなく、法指導する側は
その場その場でベストの指導方を生徒らに導き出してやるのが良いでは
ないでしょうか、おばさん指導者が生徒に「おい、こら、お前」というと
あまり良い感じはしませんねえ、聞かない生徒は「もう来なくてええよ」っと云えば
済む問題で、女性であまり言葉尻が厳しいとこの人は能力があまりないのやろうっと
思いますね、それから宿題っと云っておりましたが、家でそんなしんどい事は
普通しませんけど、シャカリキになって「次の体力測定でわかるからなあ〜」と
脅して入れておられましたけど、手前味噌でございますがワタクシの生徒らは
明らかに次ぎの体力測定でアップしてるでしょう

そんなこという必要もないですが、笑