用心棒と云えば三船敏郎の「桑畑三十郎」の漢ぶりにしびれるのです
誰もが三船敏郎と己を重ね合わせるのでしょうが、現実はよくて
加東大介で、だけど実際は東野英治郎なのです。
もう一つ特筆する「用心棒」ものといえば藤沢周平の「用心棒日月抄」
でしょうか、剣の達人で浪人の青江又八郎の糊口をしのぐために
「口入れ屋」(派遣屋)から無体な依頼を受けつつ江戸を舞台に六面八臂
の活躍する用心棒ですが、二本差しの侍が犬の用心棒、町娘の習い事の
行き帰りの警護をする様はやはり滑稽模様でございます。どちらかと
いいますと、こちらの用心棒の方が親近感がわきますかね。
とまあネタを振ったわけですが、明日からワタクシ用心棒の仕事が
入りまして夜盗にそなえて泊まりということです、さきほど寝酒が
必要やろうということで、ウイスキーを買ってきまして用心棒に
備えます、「用心棒日月抄」でいいますとワタクシ、細谷源太夫といった
ところでしょうか。
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