暑い最中に良い案件があると、留学生から聞かされます。「奈良県在住外国人コミュニティ活動支援補助金」このような補助金制度を数回挑戦したことあるので、その性質を十分熟知しております。要するにめちゃくちゃ面倒くさいので、良い案件かは微妙でございます。それでもまあ1回やってみよかということで、事業目標、スケジュール、収支内訳記載して出願しましたら、県の方から「ここが記載漏れだ」「ここは補助金が出ない」「文字の段落を合わせろ」とダメ出しの嵐で、もうええわとケツを割ったろかと思いますも最後までいたします。正式な書類を送るということで、書類がなかなか来ないので、やれやれ無事落ちたかと安心してましたら、PDFで決定の通知が送ってこられていました。総額77万円、補助金65万のイベントが開催決定、覚悟を決める瞬間でありました。さて何をするかといいますと来年の3月15日に「武術・文化フェスタ」という開催しまして、地域の方、外国の方を交流をメインで、出演する地域の高校生や奈良先端科学技術大学院大学のグループなど決定しております。県の方に再度問い合わせをしますと、補助金は最後に領収書と共に提出して審査が通れば下りる、とのこと。不安でいっぱいで当面は自腹でございます。ウチの子が「父ちゃん、iphone買って」と言っております。「父ちゃん、来月五木の模試で5000円」と気軽に聞いてきます。これは腹を据えてかからないけません。
「プライベート」カテゴリーアーカイブ
Happy father’s day
先日マルシェに出店するのに宣伝でポップな絵が必要なことから、毎日絵を描いているうちの子に何かポップな絵を描いてと頼んだら、苦い顔をして沈黙しました。「もうお前には頼まん」っと喉まで出た時に「もうお前には頼まん」っと10年ぐらい前に父親に言われたのを思い出しました。趣味らしい趣味がなかった父親は唯一運転するのが好きでした。父親が私にちょっと車を貸してくれっと言って、事故したらあかんからあかんと無下に断りました。マニュアル車をちょっと運転したかったろうと思います。そのあとは癌でやせ細って運転はできなくなりました。いつか謝らなああかんなあと思ってましたが、来週は命日で墓掃除のついでに、こんなことがあったでと父親に話さなあかんな。
漆ふたたび
用心に用心を重ねて南部鉄瓶を修理します。それは昨年漆にかぶれて大変な思いをしたからです。昨年は漆を塗った蒸気にやられたみたいですので、カセットコンロを用意して離れたところで空焚きをします。ゴム手袋を取って、しっかり石鹸で手を洗いますが、かぶれました。漆は油分を含んでいるので、お湯でないと落ちないということです。来年もし漆でかぶれたらアホやと言ってもらって結構です。まあ今でもアホですが、昨年よりマシなのは抗体ができたからでしょうか、嬉しいような嬉しくないような。でもこの鉄瓶で入れたコーヒーは美味しいのですよ。
故郷広島にて
「来てくれるなぁ、い〜よるんよ〜」っと電話口で言われます。
30年ぶりに子供を連れて広島の親戚を訪ねようとしたのですが、それはそれでしゃあないでございます。プランAからBと変更して、うちの子の修学旅行は毎年広島だったのが、今年は姫路に変わったので、家族修学旅行を敢行します。原爆ドームと平和記念公園に原爆資料館、宮島というコースで親戚の子にアテンドしてもらいます。初日の夜は親戚のおばちゃんにお好みを焼いてもらって、呑んべえのおっちゃんと飲んで楽しい夜でございました。
原爆資料館も何十年ぶりかで来ましたが、館内に入ると感情は氷のように凍てついてしまいますが、柔らかく温かい丹下氏のデザインした公園、それを導くイサムノグチ氏の橋、建築は芸術と同等であるのを認識させられます。
美しい広島は我が故郷であります。30年ぶりの修学旅行
釣りに行こう
朝5時半に起きて阿倍野スポーツセンターで待ち合わせをして、かもめ大橋を目指します。途中釣具屋でサビキの餌を買っていきます。思えば幼少の頃に広島の江田島で釣りをした以来でございます。まずは釣り糸にサビキのセットを結ぶ作業がなかなかの手間であります。何度もyoutubeを見ながら結び方を確認します。何事も初めてのことには時間がかかるものですが、楽しいひとときであります。サビキ餌を挿み式のカップに挟んで海に落とします。ものの5分ぐらいで一匹釣れました。坊主に終わったら魚屋で秋刀魚でも買って帰ろうかと思っていたのですが、二人で10匹以上釣り上げました。釣った魚はその場で血抜きをして帰り際にハラワタを出して氷で冷やして帰ったので、その夜は美味しくいただけました。こちらは数年前に猪を解体しておりますので、魚の内臓を取り出す作業など、何ともありません。
夜に武術クラスがありましたので、帰ってから焼いた塩サバをいただきます。家人が小骨が多くて食べれなかったといいますと、自然門では一口30回噛むのを説明しますが、現代の食生活が如何に咀嚼しないで済むようになっているのかが伺えます。よく噛んで食べましょうと唱えても、よく噛んで食べる食物が皆無になってきているのが現状ですが、私はよく噛んでとても美味しく頂きました。
英検2級
英検2級の1次試験に合格しました。うちの子に英検(4級)を受けろと言いまして、そしたら父ちゃんも受けるわ、ということで、ひさしぶりに勉強をいたしました。人にあれしろこれしという場合、山本五十六「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」今も昔も同じでございます。リスニングは何とかなるかと思ってましたが、リーディングの方がよかったです。やっぱり我流ではあかんですね。うちの子は4級受かって終わりですが、父ちゃんは2次試験に向けてもうひと頑張りしないといけません。
スタートダッシュ失敗
ようやくかぶれた腕が治りました。漆のかぶれはきついと言われてますが、それは厳しいものがありました。夜中に痒くて無意識で掻いてしまうというのが実際に起こり勉強になりました。昨年末は肩のプレートを外す手術をしまして、その時に年末年始のトレーニングスケジュールを立てたのですが、痒くて練習にならないというのを経験いたしました。アトピーの子らの気持ちが痛いほどわかりました。当初は自然完治させる予定でしたが、クラスが始まりますので、近所の小児科兼皮膚科のじいさんの診療所で診てもらいました。なんせワタクシが幼少の頃から診てもらってますので、たぶん50年以上現役の方でございます。薬もその診療所から処方される軟膏でございます。1日2.3回つけるようにいわれます。もちろん薬の成分など一切記載されていませんが、よく効きました。一線で50年以上現役、奈良でこれ以上の名医はおられないでしょう。
サビサビ南部鉄瓶復活の代償
鉄ブラシでサビを落として雑巾で拭いて下準備をしっかりしたところに、高温に熱された備長炭と一緒に南部鉄瓶をカンテキの中に投入します。2時間ぐらい熱して、鉄が赤くなっています。そしてチューブ入り漆をハケでしっかり塗り、もう一度カンテキに突っ込んで2時間ぐらい熱します。翌日冷ました鉄瓶を磨いて、すっかり蘇りましたが……
肩のプレートを抜く手術
冬は冷えたら身体が痛むという人の意味がようやくわかってきた、今日この頃であります。肩が突っ張って寒くなってくると段々痛みをともなってまいります。今年3月2日に手術をして粉砕した鎖骨を固定するプレートを今度は外します。また七面倒ですが、いたしかたありません。12/7に手術の予定ですのでお正月までお酒は飲めないような気がしますが、まあ飲むでしょうか。現在トレーニング内容を太極拳をメインにして。これで術後の身体があまり動かなくても練習ができるでしょう。3月の粉砕骨折直後は瞑想メインでしたが、今回は自然門の太極拳で乗り切って行く予定です。早くフルスピードでパンチを繰り出したい気持ちをグッと押さえつつも、手術が上手く行かなくて釘が骨に巻かれて取れなかったら、まあその時はその時です。
12月の二週目、7日からのクラスはすべてキャンセルになりますのでご了承ください。13日の阿倍野クラスに復帰予定ですのでよろしくお願いします。
無事に取れたらええな
献杯と乾杯
朝、月に一度の障害者支援のクラスへ行き、職員のお姉さんと話をします。以前働いておられた若い職員の女性が亡くなられたと聞きます。障害をお持ちで働いておられる彼女の美しい笑顔が鮮やかに蘇ります。今年始めにお会いした時は元気で実家の橿原の方にいますと言っていましたね。本当に胸いっぱいです。
夜、何年かぶりに女の子がクラスを受けに来てくれました。最初に教えたのは中1で14才ぐらいでしたか。今は24才で来週結婚式なんですと、素敵な旦那さんも連れて来てくれました。学校などの問題で悩んでいて親御さんに相談を受けたり、また一生懸命武術をしていた当時を思い出します。本当に胸いっぱいです。
ワンカップ片手に献杯と乾杯の静かな夜です。