直前の打ち合わせで、デモンストレーションの順番を決めます。
「タカシ、アイ、ツヨシ、ケイ、タカシ」そしてツヨシとアイの
フィティングセットと僕の前に一人黒人の子供が入ってデモンストレーションは
合計7回で、デモの前に一人ずつ型を見て位置の確認などしてあげようと
思いましたけど、自分はビルの下にて佇みます、加世田老師はそんなこと
してないみたいで、クラスは割合きっちり管理してるわりにはデモでは以外と
放任主義で要所で西武の森監督、ここ一番で近鉄仰木監督と云ったところで
でしょうか。
黒人の子供のデモです、初級長拳です、一番最初で人生初デモでさすがに
緊張していたようですが、きっちりこなすじゃありませんか、素晴らしい。
ワタクシの白猿拳です、控え室で「天井低いし、蟷螂拳でもしようかあ〜」
って云うたら、加世田老師「ボッボク、蟷螂拳するんだけど」っと
加世田老師、蟷螂拳を準備していたみたいです、っというか武術のデモでは
だいたい事前に何をするか打ち合わせするけど、「なし」でびっくり箱
形式なのです、打ち合わせは直前に出る順番だけなのです、ありやな。
白猿拳、まあ普通でしょうか、衣装も何もなしやったし、こんなもんでしょう
前日に衣装もっていこうかあ〜、ツヨシ老師に聞きますと、誰も着ないから
どっちでもええよって自分きっちり衣装きてるがな、それもありなのです。
アイ、長拳の中級です、金曜日に見てあげるって云ってて全然見ませんでした。
真ん中ぐらいのパートだったでしょうか、周りが良く見えていてさすが
舞台慣れしてますね、感心です。
ツヨシ、蟷螂拳、なかなか良いでしょう、ちょっと入れ込み気味でしょうか
前半のパートですが、見ながら自分は息を合わせて次の青龍刀に備えます。
ケイ、南拳、爆発呼吸で「はーい」っというところここが南拳のデモの
難しい箇所でございます、子供もしくわ酔っぱらいがいますと失敗しますと
「は〜い」っと小馬鹿にされるのです、爆発呼吸はあくまで爆発で
相手がビビるぐらいにしないと、いけないのです、来週は南拳の爆発呼吸の
練習をしないといけません、あとはだいたい良かったのでないでしょうか。
さて青龍刀、子供が手前に居ますので、加減しつつ、天井が低いのでそれも
加減しつつ動きます、前半の箇所はまあまあでしたが、ロールして切り落とす
箇所ここにて、配置失敗でした、奥に行き過ぎてスペースなかったので
ちょっと戻ります、失敗ですな、なんやかんや云ってワタクシが一番良く
ありません、来週から青龍刀の猛特訓を自分に課せなければなりません。
二人のファイティングセットこれもちょっと子供いたので遠慮したかな
ですが滞りなくやりましたね。
さて、今度は加世田座長の子供武術教室と武術の説明をします。
ケイちゃんにタバコを加えさせてタバコ蹴り、3回目で成功しましたが
2回目失敗したときには、これは俺の番かなっと腹をくくりましたが
成功してよかったです、加世田座長滞りなく武術を説明していきます
素晴らしい、MCやらせても、隙がございません。宴もたけなわこれで
終わりかと思いきや、責任者の人が「じゃあ〜、みんな質問あるかあ〜」
っと子供に振ります、おそるおそる一人の女の子が手をあげます。
女の子「えっと、子供の時にはどこで練習したのですか」
加世田老師「え〜〜っと、山でお猿さんと練習したんだよ〜」
凍てつく会場、目を白黒させる子供ら、鼻の上から汗が流れる座長
責任者「じゃあ、みんなで歌を歌いましょう〜」
最後は責任者の締めで格好になりました。
っと僕は帰って一寝入りですが3人は明日のLA MAMAの
舞台に向けて夜にリハが待っているのです、そして
月曜の勝負の舞台が待っているのです…………..