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新聞連載と先生の日


「お眠の加世田座長」

ニューヨークの日系の新聞にてジャピオンというのがありまして
来年新年号から3ヶ月間カンフーの連載が始まります、加世田君のツテで
引っ張ってきた仕事のようです、で以前撮影したらしいのですが
これまた安いカメラで画像が悪いっということで今日武術クラスの前に
へっぽこカメラマンのワタクシが借り出された次第ですが、加世田君は
だてに不遇の待遇が長くございません、ギャラを出してくれます。
コーヒー1杯ですが、特に冷え込みのひどかった今日は非常においしく
思えました、それに撮った写真に文句など云ったりしません、礼儀を
わきまえております、写真ですがリンク先から何枚か写真が見れますので
見てみてください。

と時間ギリギリまで撮影をしまして、先生の日でございます、先週は
お仕事でお休みいたしましたので、2週間ぶりでございます、日本に
帰っていた生徒も帰ってきておりまして、入れ違いで日本に帰った生徒も
おりましたが、いつものメンバーに加世田君が加わって練習です。

非常に寒い日でしたので、スタンス系のコンビネーションを多めに
いたします、そろそろ温まってきたなっと思ったところでジャンプ系の
コンビネーションです、途中で現代武術の特徴を説明します。
ですが「云うわ易し」でございますね。

個人練習に
長拳、第一セクションの途中まででしょうか、だいたい良いでしょうか
基本練習に長拳の特徴を云ってますので、それでよかったかもしれません。
まだもうちょっと基本動作をしっかりしないとだめでしょうか。

形意拳、こちらも一週間空いてますので、ちょっと動きが弱いかな。
目線がちょっと下を見る癖があるかな、あとはだいたいよろしいでしょう。
震脚が強くなってきましたね。

白猿拳、通しをします、一週間空いてあかんかなって思ってましたら
すこぶるよろしいではございませんか、練習して来たようですね。
先生わかりますよ、春頃までかかるかなって思ってましたが
このままいけば、1月、2月で終るのではないでしょうか、そろそろ
次を考えないといけませんね、斬馬刀の難しい方の型を教えるかな
それとも青龍刀にするかな、またこれは後日考えましょう。

青龍刀、第3セクションです、この型の第3セクションが一番難しいかな
何度か通させます、だいたいよろしいかな、軸運動がちょっと弱いかな。
あとはだいたい良いでしょう、来週は第4セクションですな。

蟷螂拳、最初がだんだん決まってきましたかね、どうでしょうか。
ちょっと固いかな、もうちょっと打開の動作を入れた方が良いでしょう
それと動きがまだ長拳ですね、蟷螂拳のときは蟷螂拳に身体を切り変え
ないといけませんが、これも「云うは易し」で拳によって身体の動作を
変えだしたら現代武術は卒業でございますね。

先生の日

これまた、ご無沙汰の先生の日でございます、ひとえに生徒らの
成長日記と云って過言でない、「先生の日」を書かないとという
ことはすこぶるいけませんです。

金曜の夕方ですが、日が沈むのがおよそ4時半頃と冬本番ですが
今年のニューヨークはそれほど寒くないです。

基本練習は長拳の技が基本でございますが、南拳をがっちり練習
してきた生徒はなかなか抜けません、頭の切り替え同様身体の切り替えも
難しいのでございます、現代武術の基本練功は長拳ですが
いつか基本練功の南拳をしたらおもしろいかもしれません。

軽めにコンビネーションを施し、ジャンプ技へ移行して基本練習を
締めます、冬場での飛び技にて怪我をすればダメージが大きいので
見ている側も気を抜けませんな。

個人練習
長拳、最初の連続ジャンプまで入りましたか、動きはだいたいよろしい
でしょう、基本練習をもっとするようにすれば良いでしょうか。
来週は日本に帰るっていうてましたかな、「成人式で帰ります」って
云ってましたな。

長拳、一通り終りまして、前半の通しです、なかなか我流が抜けませんな
大きい動作と小さい動作の違いが難しいでしょうか、スタミナは良しで
あとは身体の使い方を効率よく動かすようにすれば良いでしょうか。

長拳、最後のバタフライまできまして、来週で長拳が終りますね。
以前は新長拳をしていたので、ひっかかる箇所もなくスムーズに
きているでしょう、目線、肩の落ち着きなど良くなっております。
スタミナ的にも申し分ないですな、あとは柔らかい動作をより
柔らかく、速い動作をより速くここらへんを心がけると良いでしょう。

形意拳、およそ型の半分ぐらいまできましたでしょうか、まだ
身体の感じが長拳ですな、さきほど云いました
「頭の切り替え同様、身体の切り替え」これは云うは易しなのです
これは練習を繰り返ししないとなかなかものにできませんです。

表演の武術にあっては動きの無駄をなくす、これが本質なのです。
特に長拳などはその傾向が強いと思われます。
翻って、伝統武術、特に自分が習った少林六合自然門は
如何に相手を早く倒すか、これを目標において練習をしますので
練習の質が変わるのです、云うならば自己との戦いです。
っと話が脱線しましたが、形意拳は表演というより伝統武術の
実戦方に重きを置いてますので、拳の向こう側に相手思い浮かべて
練習したら良いでしょう。

蟷螂拳、オープニングですが、なかなかむずかしい様です
身体の稼動する箇所が増えるということが、ネックになってる
ようですが、動物の型でもこの蟷螂拳は全身の関節をスムーズに
動かすことによってこの拳が成立しますので、長拳等を練習して
きた生徒には時間がかかるものでありますが、「万里の道も一歩から」
ですな。

白猿拳、通します、これで4週ぐらい通してますかね、まだ背中の
筋肉が固いでしょうか、数カ所ちょっと忘れる箇所があるので
ここを重点的におしえます、動きの途中で「あ、次なにかな」っと
いう顔がなくなったらこの拳が完成するでしょう。

先生の日(まとめて)

金曜日の先生の日です

雨上がりの後、ビル風がマンハッタンを吹き荒れる肌寒い午後の金曜日です
基本練習で先週は人が多かったので、コンビネーションができません
でしたので、基本練習でコンビネーションをあわせます、まっまあでしょうか
具体的にリズムが悪いですな、緩やかな動作は柔らかく、早い動作は小さく
まあなかなか難しいですかな、ジャンプで生徒の中でトルネードキックで
良いのが何本かありましたね。

個人練習にて
新しい子には徹底してストレッチですな、身体が固いのでもう少し武術
向きの身体になってから、型を教えてあげると言いつけます。

青龍刀、バタフライの手前まできましたね、この第三セクションは時間が
かかりましたましたが、来週はそれほど動きは難しくないかな。

長拳、(70’sの長拳の方です)ジャンプフロントとトルネードキックが
終わりまして、来週は第三セクションを仕上げましょう、この子の
レベルではそれほど難しくないでしょう、この次の拳を”翻子拳”を
通してから”鷹爪拳”にするか、そのまま”鷹爪拳”に行くか、もうちょっと
観て判断しましょうか。

長拳、(コンポーサリー)終りました、まあ問題ないでしょう。
型の終盤のエリアルもきっちりこなしてますし、まああとは自分で練習
ですな、さて来週から蟷螂拳に入りましょうか、この子は翻子拳を
やってますので、入りやすいかな。

白猿拳、通します、まだすこし固いかな、動きはだいたい覚えたみたいやね
肩と背中の筋肉のストレッチをもっとしないとあかんかな、今年は
白猿漬けにしましょうか。

形意拳、第二セクションに入ったかな、震脚のタイミングがちょっと遅いかな
動作に対して、身体がまだ長拳の姿勢かな、形意拳の身体にするのに
もうちょっとかかるかな、動きはそれほど難しくないけど、この拳は奥が
深いですからねえ、さてそれをどう教えるかやね、先生の度量が試されるな。

日曜日
朝は晴れ渡ってましたけど、午後からどんより曇ってきましたが、なんとか
雨が降らなくて助かりましたね、外での練習は空模様を見て計算をしないと
いけないので、なかなか大変ですけど、その昔ガードマンのバイトで
田舎の山の中をただ立っているだけというバイトを半年しまして
3ヶ月後ぐらいには雲の流れと風を見てあとどれくらいで雨が降るという
まるで漁師のような能力を身につけたのが、こういう時に幸いするのです
「今日はギリで雨が降らないやろうっと」生徒に棍を教えながら
空を見上げて雲の流れで天候を読んでましたが、その通りでした。

さて、日曜の先生の日です。
基本練習です、今回秋の4回コースで基本をがっちりで春のコースで
型を教えると目論んでおりますが、なかなか基本が難しいかな。
今日は棍の一番やさしい地弾を一つ入れましたが、いきなりで
出来なかったですな、新しい動きも2.3教えたですが、まだまだ
功夫が足りませんな、暇なときは外でブンブン振るようにっと
諭します。

先生の日と「地球の歩き方」

「地球の歩き方」2006年ニューヨークのポケット版の149pageに
自分の武術クラスが出てますので、本屋に立ち寄った際には見て
みてください。しかし、ちょうどいい具合に妹が冬に来るって云ってますので
「地球の歩き方」を見て一人「此処に連れて行くのがええなあ〜」と
想いを馳せます。

肌寒くなってきたニューヨークで、そろそろ皮ジャンを着る季節に
なりましたなあ、さて先生の日です。
いつものように30分前に来ましたら、今日本から来ている若い子が
ビルの前で待っておりまして、早く来てなかなか関心やなあ〜
なんて思いましたら、時間を1時間間違えて来てたみたいでしたが
いろいろ話をききますに、ここのスタジオで教えてるダンスの先生が
以外と有名な人間多いらしく、たまに待合室で話す人らも先生らで
お互い先生は大変やなあ〜っと先生談義をするのですが、そういえば
前に黒人が「お前、日本人のサム知ってるか」いやあ〜、知らないって
云いますと「アムロ知ってるかあ」ああそいつは知ってるでえっと
あれは俺が教えたのや、得意な顔でその黒人が言います、先生家業も
人気商売ですけど、さも愛弟子みたいな言い方をしよります、笑

その昔、日本で土方のバイトしてたときのおっさんの横顔をふと思い
出します、2トン車の助手席に乗ってますと運転しているおっちゃんが
「兄ちゃん、あのビル見てみい」と指差し「あれワシが建てたのやでえ」
っと誇らしげなおっちゃんの横顔と黒人のハウスダンスの先生の横顔が
少し小鼻が開いて、もの言う姿が何となく似ておりすこし寂しげです。
今思うに決して自分の持ち物のならないビルと日本で大成功したアムロは
俺のおかげでそのビルは建った、芸能界で成功したのやっと、
二人は云いたいのでしょうねえ。わからんことないですけど
そんなのにすがる姿が人間の弱さであり、本来の姿なんでしょうかねえ。
まあただの自慢しいっていうのもあるのでしょうけど。

っと先生の話は長いので、日曜日のクラスとまとめて書きます。

ps.椎木さん、田中さん撮影と取材ありがとうございました。

先生の日(金曜日編、日曜日編)


「およそ、3ヶ月でつぶれる可哀想な僕の中華武術シューズたち」

武術クラスの話をかかないといけませんよ、後日これを見て生徒らの
教える方針を考えたり、生徒らの後学になればええです。

金曜日の先生

日本から観光できているダンサーの子が習いにきてましたねえ、加世田君も
きてて、見学者もいましたので何となく大所帯のクラスでしたが
基本練習は9つの基本動作をきっちりさせます、っと今日初めての子も
いましたので、全体的にスローペースでしたでしょうかねえ。
2.3コンビネーションをしようと来るときは思ってましたが、まあ予定は
未定ですな、状況に応じて変えていきます。跳び技の基本練習もします。
まっまあ、良いでしょうか、自分もうちょっと手本を見せたいところですが
痛めた足首がまだしっくりきませんので、ほどほどにしておきましょう。

個人練習にて
白猿拳、通しさせませす、2.3箇所弱い部分がありましたかな、最後の
終るところはうる覚えやったかな、まだ全体が荒いからこれをスムーズに
していく作業をしましょう、12月までにはきっちり出来るようにしたいな。

新しい子には、現代武術の特に必要なストレッチ箇所を教えます、まあ
ダンサーですので動きはいいのですが、身体がちょっと固いかな。
とりあえず太ももの裏をよく伸ばすように教えます。

青龍刀、円動作の難しいパートがようやく決まってきましたか
この6つの動きに2週費やしましたけど、ここが重要な箇所ですので
来週ももう一回した方がいいかな、これも来週みてから決めましょう。

長拳、後半を通しましたが、来週は全部の通しをしましょうかねえ。
だいたいこの長拳でひっかかる箇所は皆同じですな、バランスのあと
の円動作と最後のエリアルここが後半の山場らですな、ここが
スムーズにいけば後は難しくないですね、まあでも来週で終るかな
終ったら、蟷螂拳に入りますか。

形意拳、1/4まで進みましたが、なかなか長拳からの身体の
切り替えが難しいかな、身体がちょっと竿立ちになってますな
形意拳の動作と姿勢がなかなか切り替えできませんけど、実際
「拳」の種類によって身体を瞬時に変えるのは非常に難しいですがね。
あと震脚と拳のタイミングがちょっとズレてるかな、ここらへんを
来週もう一回教えますか。

でさきほど行って参りました、日曜の長武器の先生の日です。
すこし肌寒いですが、それがかえって心地いい日曜のセントラルパーク
基本練習、いつもの基本練習9つの動作をして身体温まったところで
棍の基本練習、スマッシュ、円動作、ジャンプ、フラワーと
これで1時間半ぐらいかかりまして、時間切れになりましたね。
棍の練習ですが今週で2回目で、一応予定では4回で全基本動作を
完了してで、それが終ったら型の練習でして、でもこれは来年の春かな。

個人練習にはいりまして、一人だけ型を教えます、だいたいいいですよ。
もう一踏ん張りってところでしょうか、コンポーサリー(規定演武)なので
きっちり直さなあかんやろうねえ。dvdを買って来て観てるいうてたけど
ちょいっと違ってたな、一瞬俺が間違ってたのかなって思いましたけど
今年の全米大会で、違う動きしてた人間はいなかったので、やっぱり
そのdvdが間違ってるようやね、テレビで観ながら覚えたらたまに
反対向けとかありますから、たぶんそんなんとかもあるのかな。

用意はバッチリで

先週から週2回武術の先生してまして、金曜日はスタジオで
日曜日は外で「棍」でして、前日にさてどのへんを教えるかなっと
いろいろ思考しますに、まあ基本動作のちょっと難しいのがええかなっと
外で練習します、ちょっとのつもりが大会前の練習と同じぐらい
がっちりしまして、夜に日課の筋トレをしたら、もうフラフラになりまして
日曜の朝おきますと、外は雨でした。

まあなんですなあ〜、そんなもんですなあ〜。

っと朝から生徒に中止の連絡しまして、日曜の昼下がりまで
寝てまして、いつもと同じ日曜日になりましたな。

先生の日(日曜日編)


「どんより曇った日曜日の昼下がり」

今週から始まりました、日曜日の先生でしてセントラルパークの公園で
1時からですので、早めに現地に行きます、入り口のベンチで
ぼんやりランニングやサイクリングにいそしんでる人らを眺めながら
藤沢周平の用心棒シリーズを読みつつ、これから中国武術の先生をする
のに用心棒の小説を読んで中国武術の先生をマンハッタンのど真ん中で
する自分がややもすれば滑稽におもえますです。

1時が5分過ぎ15分過ぎ、なかなか生徒らが現れません。
待っている時の時間というのは途方もなく長く感じられるもので
高校生のときに京都の四条大橋で彼女を待っていた時の感覚に
近いものがあります、とまあ生徒らに恋い焦がれるっていうわけ
でもないのですけど、笑

ようやく全員集合して、さて今から練習しようかあ〜、っと
云ったとたんに、まさにその瞬間に雨で棍を一振りもせずに
雨宿りで、近くの*BNでコーヒーを飲みながら雑談になりました。
昨日加世田クラスにめっちゃ上手い名古屋の日本の子が来たとか
云うてましたねえ、今年の全米大会にも全米A強化チームの子が
いましたけど、ものが違うというか、嫉妬を通り越しますよねえ。

そうこうしてましたら、晴れてきましたので、リンカーンセンターの
公園内で練習を敢行することにしまして、棍の基本動作の練習ですが
初めて教えるわりに上手く出来てたのでないでしょうか。
おしいかな、アスファルトでしたので、スマッシュ系の技は出来ません
でしたが、来週はスマッシュ系の技も含めてきっちり基本動作を
教えていきましょうか。

BN:アメリカ最大手の本屋

先生の日

小雨の降るニューヨークの金曜日で先生の日ですな。
ひさしぶりに書きますねえ、武術大会が終わり一段落したというのも
あります。自分の武術の調子も徐々に良くなってますかねえ
武術大会が終って放心状態やったのですが、そろそろエンジンかけないと
と気持ちを引き締め直しますよ。

いつものスタジオはオーデョションで違う部屋で教えます
受付のトルコ人のおばちゃんに何のオーデョションって聞いたら
アクティングで、でもあんまり人が来てないよって、雨やからなあ。
っていうてましたけど、今週から自分もセントラルパークで長武器を
教える予定ですけど、週末雨模様で生徒くるかな。

基本練習
普段通りで一人新し生徒が来てたので、簡単目でしたかな
まあこの基本動作がすべての技の延長やからときっちりしないとあかんでえ
っとコンコンと説きますが、さて何割伝わったかな。

個人練習
基本長拳、新しい生徒に教えます、自分も久しぶりにこの型を教えましたけど
2.3回動いたら身体が覚えてましたな、この子もダンスの子ですので覚えが格段に
早いな、来週1/4までいくかな。

形意拳、ちょっと空いたけど、存外覚えてましたな、勁を撃つ動作がやっぱり
難しいかな、これはでも一朝一夕で出来ないからしょうがないね。
来週ももう一回基本動作の崩拳をしてから教えた方がいいかな。

白猿拳、あとちょっとで終るけど、まだ身体の回転が遅いかな、背中の筋肉を
もっとほぐさないとあかんかな、でも全体的な功夫はあがって来てるのがええね。
ここ1.2年でだいぶ伸びたな、あとは白猿拳を完全にマスターしてもらわないとね。

長拳、コンポーサリーの長拳で一応、終わったかな、3カ所ちょっと弱いところが
あるけど、まあ合格やね、来週は70’s長拳やね、3カ所きっちり練習するようにね。

長拳、こちらもコンポーサリーの長拳で3/4ぐらいまでいきましたな、あと3週
ぐらいで終るの違うかな、もの凄いペースやけど、もともとこの子は功夫が
あるし基本動作に一番近い長拳やので、ほんと早いです、次は七星蟷螂拳が
良いでしょう。

2006年全米中国武術大会の総括3

3試合目「棍」
ここから後半戦で、武器での演武になります、得意な武器は「棍」と「青龍刀」
で現代武術を長いことしている人間で長拳派で身体がそんなに
柔らかくない人はこのコースになります、云うならばお決まりコースなのです、笑
「槍」「ストレートソード」は女性が多いですな。

武器の演武ですが、前もいいましたが、主役は「武器」でしてその武器を如何に
使いこなすかっというのが主題で、もちろんスタンス、目線、肩、呼吸なども
重要な要素ですがね。昨年のべガス大会でも出場した「棍」の演武で今年も勝負で
武器演武は技術が重要でして、その武器の特性を利用して身体に力を加えます。
と同時に体力の温存をはかります、と我ながら老獪になってきましたな、笑
あと重要事項としまして「リズム」この動きのリズムがずれると武器を
落としたりします。失敗するときは見てたらわかりますよ、新体操や
チアリーディングとかバトンを放す瞬間その手前の動作がスムーズに行われ
ないと落としますなあ、これはなんでも同じで、生徒らにはよく云う
「動きの質」ってやつです。よく「動きが固い」って云って指導する人間が
いますが、「なぜ固いか」ここのところを明確に教えないと生徒らは成長しない
ですな、それは「動きの質」に帰するんで、ここのところを理解してないと
武術の先生としてはいけないでしょう。

4試合目「斬馬刀」
体力の温存をはかりますと云いつつ、膝は半笑いで左ふくらはぎはバタフライの
時に力を入れすぎたかで、軽くツッてますな、4試合前に治療に来ていた
中国整体師に身体をもみほぐしてもらいますが、まあ付け焼き刃で試合です。
密かに練習を積んだ斬馬刀を持ってのツイストもこの状態では無理やなっと
決死の覚悟でするつもりでしたが、まあしょうがないです。
前半は「斬馬刀」をスムーズに扱いますも後半はジャンプして「斬馬刀」を
振りますも、完全に身体は振られてますな、まあこれでは勝てませんな。

という感じでの4試合でした。

2006年全米中国武術大会の総括2

とまあいいまして買ったんですけどね、$140の枕をです、笑
いやあ〜、若者に勝つために、こっちとらあ手段を選んでられなく
なってきてますので、身体の状態をいかに演武の時点で最高にしておくか
そしたら、まあ睡眠と食事でしょうかねえ。最終的に若者らに
僕がバナナ配りだしたら、そのバナナを怪しんでもらって結構です、笑

自分でハプニング歓迎型の人間やって云うてましたが、今回のは厳しい
かったですなあ、「アホも休み休みしなさい」とよく母親に云われましたが
ハプニングも休み休み来てくれないと身も心も参ってしまいますね。

試合の話もしておかないとねえ。

1試合目「白猿拳」
昨年のべガス大会の蟷螂拳より動きはよかったと思いますが
一昨年前の翻子拳の出来の方が今年よりよかったでしょうか
自分の身体とリズムは翻子拳向きなのかもしれませんなあ、でも
このカテゴリーは激戦区ですので、まあしょうがないですよ。
昨年も一昨年前もコンマ2ポイント差とかで勝ったりしましたりねえ。
どっちにしても圧倒的な差がないので、圧倒的に上手くならないとあかんと
いうことです、負けたままでおめおめ引き下がれませんのでねえ
また違う大会で白猿拳で出場しますよ。

2試合目「形意拳」
内家系の拳で代表的拳です、まあ云うてることマニアックですけど、笑
飛んだり跳ねたりあんまりなくて、気を錬って撃つのですけど
もうちょっとクンフー要りますね、まあ負けたから当たり前なんですけど
今思うに、「白猿拳」の次の試合が「形意拳」でして身体の切り替えが
上手くいかなかったと思いますねえ、「形意拳」の試合の途中で
身体が少し開いた感じに襲われたのは、一瞬「白猿拳」のスタンスに
入った瞬間がありまして、それで感覚がずれたかな、完全に「形意拳」
の身体にならなかったのが敗因で、まあ言い訳ですな、練習やね。