今日も毛もなし(あり)

なにやら、昔のパチンコ雑誌の何とかプロのつれづれ日誌のような
そんな決め台詞は「今日もあの台にケツの毛も抜かれた」そんな
タイトルでありますが、ワタクシの武術クラス同様であります、再開
して2回で来た生徒はのべ「嫁」一人という散々たる状況で
ありましたが、今週は大阪から生徒が一人やって来ました
ニューヨークでデザインをしていたときのデザイナー仲間であります

「タカシさん〜、武術クラスいきますよ〜」

お昼にうれしい携帯電話のTEXTが入っておりました、ああうれしい。

6時を遅れてタクちゃん登場であります、180cmに100キロを超える
巨漢であります、シャレで友達に紹介するときに「僕のボディーガード」

友人ら「へえ〜」

一応ワタクシ武術家ですが、その巨漢からこの種のシャレは通じないようです。

「でタク着替えわって」聞きますと「そんなん持ってきてないっす」
来週の土曜日膝の十字じん帯の手術なんですっと

タカシ「えっと、えっと、そしたら、休憩やな」

とワタクシの戦いは今だ始まっていないのであります。
家に帰って筋トレをしておりますと、親父殿が「どやった生徒きたかと」

「お前はPRしてるかっと、せなあかんでえ」

と云いたいことを云ってくれます、先週はそしたら行くからと
ほざいたのはどこの親父やと喉元まで出てますが、何を言われて
仕様がないのであります。

辛抱万吉 WTF (What the Fuck)

自分でいうのも何ですが、温和な方だと思うのですが
たまにやらかします。

電話にて

女、事務員「辞める際には社長との話をしないといけません」

タカシ「悪いけど、自分バイトですよ、それでもいかないと行けませんか」

女、事務員「そういう決まりになってます」

タカシ「貴社のルールはわかりますけど、法的に拘束力はないのですよ」

女、事務員「法的、拘束力といわれましても、そうなんです。」

タカシ「それに俺は毎日忙しくて、奈良に出向く暇はないし、もう辞めたんやで」

女、事務員「と云いまして決まりになっております。」

タカシ「診断書、Faxしたやろ、左肘いうてるがな、人力車引かれへんがな」

女、事務員「ですのでこちらに来ていただいて。」

タカシ、「あほか、もう金ええわあ、ぼけえ」

ガチャ………

ツゥー、ツゥー、ツゥー

やってしもうたあ〜、ニューヨークで一回こちらに帰って来て一回で
あかんなあ、辛抱せんと、嫁に怒られるわなあ、5万円すぐ儲けるからっと
あんた景気のええ事いうて、バブルの時のニューヨークと違うのやからっと

タカシ「はい、そうです、ごもっともです」

とそうこうしていますと、バイト先から

「ええっと、ちなみに明日の夜勤いける〜」
神の思し召しであります。

先輩風の吹かせ方

十何年かぶりで大谷高校ラグビーの集まりに行ってまいりました、30年顧問を
していただいた石津先生の退職祝いでありました、ワタクシ武術のクラスが
ありましたので二次会から参加させてもらい、場所は京都タワーのラウンジでありました。
懐かしい顔ぶれであります、生徒指導の先生でもあった石津先生の話をワタクシ
京都タワーのラウンジ脇で直立不動で酔っぱらった好々爺となった
先生の話に耳を傾けます、悪さをして生徒指導部の部屋にて正座をして聞いたあの日を
思い出します、平安高校の学生と新田辺の駅でケンカになって顔を腫らして

タカシ「いえいえ、昨日実はキャッチボールをしておりまして」

先生 「あんなあ、キャッチボールでそんなパンダみたいにならん」

先生 「もうちょっと上手い言い訳があるやろう、しかし」

他校とケンカをしたら停学というのがありまして、ワタクシ
一度停学しており折にリーチがかかった状態であったので
是が非でも切り抜ければならなかったのを
先生は何もかもお見通しでございました。

さて、十何年ぶりに帰ってきまして、皆が後輩が「先輩」「先輩」と慕って
くれます、実力主義と儒教の影響のないニューヨークで15年ぐらいいまして
世話もしてない人間(後輩)から慕ってもらうのどのように対応して
いいのか戸惑い放っしであります、ニューヨークで年下の人間と云えば
生徒ぐらいやったので、これまた微妙に対応が違うのですが、ラグビーの
後輩(おっさん)から「先輩に憧れておりました」と、正面切って云われる
とあまりの恥ずかしさに京都タワーに串刺しにされたい気持ちと柄のゴッツイ
おっさんの昼間からの告白にワタクシのCPUは処理不能に陥っていました。
二次会から三次会に滋賀の大津まで行き、それから四次会、五次会と
えらいこっちゃで京都の朝は明けてゆくのでありました。

武術クラス復活の日

stance1

stance2

始まりました土曜日の武術クラスでございます。
どんなクラスにしようかいいなっと想いを馳せますも
生徒は私の嫁だけでありました、ですので自主練習で終わりました。
スタンスと型の撮影をしまして、動作の確認をします。
いやあ〜、スタンスがあかんですなあ、中国の呂師父には見せれないですな、笑
生徒に教える前にもっと自分も練習せんとねえ。

今週の土曜日は場所は同じく奈良の学園前の西部公民館6階で
時間ちょっと変更で夕方6時から9時までです、興味のある方はご一報くださいな。

武術クラス再起動と京都で再会

kazuma in kyoto

カズマであります、京都でオーディションで東京から来ておりまして
サトシ君とワタクシとカズマ、それからヒデ君の4人で飲みます。
皆、ニューヨークでの友人であります、ええなあ、京都の焼き鳥屋で
4人で飲むのがええね、飲み放題食べ放題で2時間で3000円ポッキリやのに
カズマは飲み物をカルピスとお茶で丼ご飯を頬張っておりました。

今週の土曜日から武術クラスを再開しますです。
ワタクシが云うのもなんですが、価格破壊で提供させてもらいます。
興味のある方連絡してくださいな、さてさて生徒来るかなあ〜。

基本長拳
太極拳

毎週土曜日3時から4時半
長拳、南拳、地弾、蟷螂拳、酔拳、翻子拳、白猿拳、鷹爪拳
自然門武術

英語圏の方、初心者、見学者、歓迎、クラスは英語と日本語で行います。
e-mail: kungfu@nyyg.com

栄枯盛衰

12年ぶりに日本に帰って来まして3ヶ月たちました。関西周辺も様変わり
しております、神戸から奈良まで電車一本で行けるのであります。
高速バスで今年の1月に岡山までいきましたが、これも便利ですねえ。

12年前は夜な夜なツレとよくラーメン屋にいきまして当時奈良では
彩◯ラーメンが有名でよくいきました、が帰ってきますと神◯ラーメンが
全国展開してえらい幅を利かせているではありませんか、どちらも奈良の
片田舎から出発したラーメン屋でしたが、12年前の彩◯ラーメンの勢いは
ありません。

警察官になったツレに聞いてみますと、昔こんな事件があったんやっと
神◯ラーメンのスープが盗まれて、当時結構なニュースになったのやけど
結局、犯人は挙らんかったのよ、そこから神◯ラーメンの知名度が
一気にあがったってわけや、秘伝や秘密やうんぬんあるやろうけど、たかだが
豚の骨のスープやからなあ。

っとそんなこともあったのやねえ、帰ってきてまだ神◯ラーメンは行ってないけど
来週あたりいこうかな、でもやっぱりは俺は彩◯ラーメンの方が好きやな。

Cool Pants

pants

ニューヨークの生徒で美容師の方がおられまして
また非常に器用な人で自分にあったデザインの物がないから
っと自分で身につけるものを作っておられます。

そんな人からタイのパンツを送っていただきました。
大変うれしゅうございます。
履き心地、軽さ、素材の強さ満点でございます、120点でございます。
こちら日本で武術講師の仕事が始まれば大いばりで履きとうございます。
と現在は漁師のように日焼けしておりますが、外で走り回る仕事を
しておりまして、さてそろそろ武術指導の仕事をしないと思っております。

アイロンリングでトレーニング中の写真から

寧楽のみやこは、咲く花の

5naramachisaru

ひさしぶりに奈良に行ってきましたが、知らない間に世界遺産に
なっておりました、興福寺の五重塔、南円堂、元興寺の瓦どれも素晴らしい
興福寺の五重塔は5回立て直されてますもおよそ600年前築であります。
元興寺の方は戦火をまぬがれて瓦などは飛鳥時代のもの1300年前であります
これまた素晴らしです。

さてタイトルの「寧楽」奈良と読みます。

あをによし
寧楽のみやこは
咲く花の
にほふがごとし
今さかりなり

奈良時代の最盛期を歌った歌がよく伝わりますね。
万葉集から
小野 老

武術修行中と志願兵

Shifu Lu
「師父 呂とおっさんツバメ」

幕末の長州奇兵隊は事の他強かったと各書物に書いております、事実だったと
思われます、さてなぜ強かったとワタクシ愚考しますに、それは志願兵だったから
というのが第一の理由だと思います。

武術修行で中国福州まで飛んで来まして、自ら志願して飛び込んだとは
云えご注文通りすぎる、ハードな練習でありました。ですがしんどいから帰るとは
口が裂けても云えないのです、なぜなら自己否定になるからで何しに来たのか
わからんからです、それに「煮るなり焼くなり」好きにしてくれっといった心意気で
あります。撤収、撤退はないのです。正直身体がおかしなってもしゃあない、覚悟が
すわっており、願わくば健康で帰れたらいいなっという程度を考えでおりました。

さて武術の秘密をここで少し述べましょう、それは門外不出の秘拳とか
秘密の必殺技など、云う武術指導は偽物なのです、師父曰く

「武術を長く続けると、自我(エゴ)が徐々に小さくなり、曲がった性格が
徐々に真っすぐになり、人から嫌われてる人間は徐々に嫌われなくなり
弱い意志が徐々に強くなる」

何かを得ようとすると忍耐と辛抱が必要なのです、多くの偉大な武術家は
包容力がありそして自我の解放を目指すのでしょう、武術の訓練の過程で
人間は何か(真実)を学ぶものと思われます。

これが武術の本質であり、これに内面、外面が合わさらないといけない
云われました

最後に「もっと練習するように」と

さて練習しましょうかね。

文化が違うのやな。

武術修行で中国におよそ30日ぐらい滞在しまして、明日帰国であります、最大の心配は
無事タクシーが家から飛行場まで着くか、その一点であります、「ああ〜、煙が〜」
っとハイウェイで呟く可能性は十分に考えれます、それはザッツチャイナだからです。

さて我思うに中国はアメリカに似てるなっというのが第一印象でありました
多種多様な人間と無秩序の中に秩序を求める形がであります。中国は人民が
やたら道に唾や痰を吐くのに当初は驚きましたが、慣れました。

「人のふり見て我がふり直せ」は何百年も民族の移動がなかった日本だけなのです。
アメリカも中国も上のことわざを投げても、アホかボケ、他人など関係あらへん
で終わるでしょう。アメリカは行儀や良くて、道徳心が強く、中国は
その反対でしょうかですが、これは否定しているわけでなく、それはそれで
尊重してます、中国はラフでおもしろっという一面がいがめないですな。

宇多田ヒカルがヒーロー論について述べてますが、比較対象の根本が間違いなのです
アメリカでは人命救助、すなわち最高の名誉なのです、わかりやすく映画
「フォーレストガンプ」はなぜメダルをもらったかそれは死地に飛び込んで戦友を
救出したからであります、アメリカの場合、捕虜の兵を救出するのに最高の部隊が
投入される場合が多く、成功すればすなわちメダルものであります。

日本は一番乗り、一番首、一番槍、これが至極の名誉であり、わかりやすく
プロ野球のピッチャーが158キロ投げた一番球が速い等がメディアを踊るのです
メディアが投射するのは国民に関心があるからで、球の速い遅いは
勝利に何の関係もないのです、これが本質ですな。

パイロットが危険をかえりみず、乗客をすべてを助けたというのは
アメリカのメディアは踊るわけです、云うならば日本のピッチャーが
160キロ投げたというのと構造が同じだからです。

何でもシニカルに意見を述べればカッコイイと思うのが、浅はかでございます。
日本とアメリカの比較対象論で云えば「菊と刀」これを一読するのを
お勧めいたします。