岡本太郎氏の「今日の芸術」でございます。
ワタクシの親愛なる友人のshigeru氏からの送られた一冊です。
すっきりした理論整理と近代アートの詳細な歴史すばらしい内容で
正直荒肝を洗われた一冊でございます。無知は罪といいますが
今まで氏の本を読んだことがなく「芸術は爆発だ」のおっちゃんだけと
認識していたぐらいでした。
これほど切れ者だとは初版が1954年で50年以上前の本ですが
どこを切っても今だに鮮血が吹き出てくるような逸品に仕上がってます。
ワタクシはどちらかといいますと、速読派なんですか
ひさしぶりに歯ごたえのある本でありました、十分に咀嚼して
理解しながら読み進めましたら、5.6日かかりましたです。
今世紀に入りまして、デザインと芸術の垣根の境が曖昧な時代に
彼の著書から多く得るものがあり、デザインに関わっている人は
一読するのをおすすめいたします。