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武術修行中と志願兵

Shifu Lu
「師父 呂とおっさんツバメ」

幕末の長州奇兵隊は事の他強かったと各書物に書いております、事実だったと
思われます、さてなぜ強かったとワタクシ愚考しますに、それは志願兵だったから
というのが第一の理由だと思います。

武術修行で中国福州まで飛んで来まして、自ら志願して飛び込んだとは
云えご注文通りすぎる、ハードな練習でありました。ですがしんどいから帰るとは
口が裂けても云えないのです、なぜなら自己否定になるからで何しに来たのか
わからんからです、それに「煮るなり焼くなり」好きにしてくれっといった心意気で
あります。撤収、撤退はないのです。正直身体がおかしなってもしゃあない、覚悟が
すわっており、願わくば健康で帰れたらいいなっという程度を考えでおりました。

さて武術の秘密をここで少し述べましょう、それは門外不出の秘拳とか
秘密の必殺技など、云う武術指導は偽物なのです、師父曰く

「武術を長く続けると、自我(エゴ)が徐々に小さくなり、曲がった性格が
徐々に真っすぐになり、人から嫌われてる人間は徐々に嫌われなくなり
弱い意志が徐々に強くなる」

何かを得ようとすると忍耐と辛抱が必要なのです、多くの偉大な武術家は
包容力がありそして自我の解放を目指すのでしょう、武術の訓練の過程で
人間は何か(真実)を学ぶものと思われます。

これが武術の本質であり、これに内面、外面が合わさらないといけない
云われました

最後に「もっと練習するように」と

さて練習しましょうかね。

武術修行中と猫と暮らせば

cat

「おっさんツバメと猫」

ルームメイトが飼っている猫であります、呼べば来ます。
なかなか猫というのは偉いものだと感心するのです、動物は嫌いな方で
ないのですが、猫と暮らすのは初めての経験であります、なかなか
楽しいものだと実感いたしました、機会と余裕があれば飼ってもいいかな
っと心変わりしたのは正直な感想でございます。

幼少の頃に雑種の犬「コロ」という名の犬がおりましたが、これは絵に
描いたようなアホ犬だったと記憶しておりますも、それはそれで
かわいいものでした。鳥の足の骨をガリガリ喜んで食べておりましたが
ほんとは鳥の足の骨を犬にあんまりあげてはならないということらしいですが
それは一部のブルジョア階級の犬の話でありまして、貧乏一家の飼い犬は
それを喜んで食べており、その喜ぶ姿を見るにこちらも「ごちそう食べて大喜びやな」
っと子供心に思っておりました。

犬猫というのは人類の歴史から長年飼っているのですが、もっとも大きい役割は
番犬でも散らかす等でなく心の安らぎを運んでくれるものではないでしょうか。

先日我がルームメイトのレベッカが隣のビルの友人の猫が居なくなったっと
大騒ぎしておりまして、まあ時期に帰ってくるのでないかとやんわり云いますと
「もしかしたら、食べられたかもしれない」っと深刻な顔で云っております。
そんなまさか〜、と思われるかもしれませんが、30日ぐらいここに居ますと
それは十分に考えられるのです、それはザッツチャイナだからでございます。

武術修行中と先に逝きました

shoeschina
shoeschina1

修行もそろそろ佳境に入ってまいりました、来て一週間は身体が最後まで持つかなっと
正直心配でありましたが、何とかやっておりますも、新品で持ってきた武術シューズが
耐えきれず先日逝きました、たぶん最短記録で武術シューズを潰しました。
それと比例してワタクシの技量もあがっていればいいのですが、疲労困憊であります。

人にはホームシックになるような俺様でないっと豪語してきましたが
寝る前に武術日誌をつけて、あと何日って書いて日付が
少なくなっていくのが楽しみって我ながら完全にホームシックです、笑

あと3日………..

武術修行中と福州の夜更け

night@fuzhou

night@fuzhou1

武者修行もラスト一週間を切って、疲れはピークでございます。
朝練、昼練、夜練と日に3度練習でその合間に昼寝して、一日5食で
体重はちょっと減っているといえば、練習量がだいたい想像できるかと
思います、福建省に来ていきなりルームメイトになったおばちゃんが
「バーに行こう、バーに行こう」と若くもないツバメを誘いよります。
ワタクシ来た理由が武術の修練であり、夜は朝練に備えて早く寝ないと
いけないのにでありますもアメリカ人はどうして、こう享楽主義なので
しょうか、バーに行って踊るなど今のワタクシに取って愚の骨頂でございますも

先週ゆで卵を作っていてソファーでテレビ見て待っていましたら、寝てしまい
危うく火事になりかかった手前むげにも断れず、何が悲しくて福州の外人バーに
行く羽目になるとはタバコの煙がモクモクしており、IDで年齢チェックなど
ありゃしません、金がある奴が客なのであります、店内は半分中国人で半分外人
であります。

店内はアイリッシュバーのような作りであります、ステージがありまして
小柄なフィリピンの女の子がブリットニースピアーの歌を歌っております。
夜の11時ぐらい、小雨が降りしきる中、外人ら、まあワタクシもですが
白人らがステージにあがって飛び跳ねております、やることなく発散する
ところがないので酒飲んで飛び跳ねておるのでしょう、ワタクシは
カウンターでハイネケンの瓶ビールをあおりながら、この奇妙な光景を
見入ってますとルームメイトのおばはんがステージにワタクシをひっぱりあげて
踊らさせるので酔っぱらいのおばはんに強要され、無理矢理ステージにあがらせれ
踊るのです、「何が悲しくて、福建まで来て外人バーで踊るか」と自問しますも
さきほどの夜の武術練習で、ふくらはぎは震えておりますも、踊ります。
踊るというより、揺れているという感じでしょうか。

タクシーで来たため帰り方もわからず、ただただ我慢であります。
こういう無駄な時間を過ごしながら、如何に限られた時間を有意義に使うか
それを再確認する福建の夜は更けていきました………….

武術修行中と市場

market

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ちょっと土産を買いに行きたいのやけど、っと武術兄弟に相談しますと
「まかしとけ」の一つ返事で自転車で貧乏街を通り抜け怪しげなマーケットに
向かいます。毛沢東のポスターやら金魚やら石やら中国製品の粗悪品はたまた
犬や鳥やら、これらは食用なのかそれっともペットなのかライン引きが難しい
扱いをうけております、靴が売ってますが、右足だけとか、偽物の陶器やら
よほどの粗悪品でこれは土産かゴミかわからんなあってことで
また来週ええとこ連れて行ってあげるということです。

何かシルク製品あるのかって聞いたら、福州ではないっと
一般の人民には行き届かないようです、福州では犬猫は食わないらしい
って話ですけど、田舎の方に行ったらやっぱり食うらしいです、犬は
暖まるから冬にいただくの良いらしいです、漢方らしいですが
ちょっと犬は食えないなあ、ワタクシは

アメリカ人の武術兄弟が英語の先生してるんですけど、そこで
かわいい中国人の女の子が居て、「かわいいのやけど、ネズミを食たべるから」
っとその子曰く「大丈夫、田んぼのネズミだから」

そんな問題でないような気がしますが、そんな問題のようです。

武術修行中と我的愛車

初心者中国語入門をひもとき紙に「マイマー」と漢字で書いて
30元と書きます何を云うてるかといいますと、粉砕したチャイナ一号を
近くの自転車屋に売り飛ばし行くのです「マイマー」で「買うか?」という意味です。
正直、カタコトも中国語が出来ませんが、まあそこは何とか乗り切りましょう
パンク修理に勤しんでる兄さんに、紙見せてにらみを利かせて「マイマー」と
もぎたての中国語でネゴの開始であります、最悪20元でええやろうと
こちらの腹は20元リミットであります、238元で買ったので最低一割が
ボトムラインと引いておきます、あっけに取られた兄ちゃん中国語で応酬して
きますが、こちらの切り札は「マイマー」一本であります
アホの一つ覚えであります。これはらちがあかないと感づいたのでしょう
奥の親方を呼びにいきます。こちらは「マイマー」攻撃しかありません
「マイマー」で紙に書いた30元このやり取りに人だかりが出来始めます
人民は暇であります。カタコトの英語をしゃべる人民の女が出て来て即席通訳を
してくれますも意思の疎通など出来ません、親方遂に折れたか、無言で30元を
私に手渡しのありました中国での初めてのビジネス成立の瞬間でもありました
ニイハオチャイナであります。

ps.夕方そこを通るとワタクシのチャイナ一号が100元で売られておりました。
昼前を通ったらおっさん、チャイナ一号の壊れた箇所を見ながら四角い顔を
してたのを板金しやがったようです、やりよりますな

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Willのおかんのバイク、チャイナ二号機サドルは10元(75円ぐらい)で新品購入

武者修行中と折り返し

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「近所」

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「近所」

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「まるでダンジョンですが、奥が師父の家」

今日で中国に来て2週間が過ぎました、あと2週間したら武者修行も
終わりで日本に帰れます。プロボクサーなどが30日ぐらい
キャンプを張るとニュースで聞きますがなるほど
こんな感じかと実感します

朝は5時半に起きて6時から2時間練習して
朝ご飯食べて、寝て
お昼の12時に起きて昼ご飯食べて練習して
寝て夕方起きて練習して、晩ご飯食べたら
死んだように寝るとワタクシもこんな塩梅であります
肉体的疲労というよりどれだけ辛抱するか
もうこの一点だけです、寝る前に練習内容の日記をつけて
最後に「済」のはんこを押すのが非常にうれしいです
指折数えながら眠りにつくのです。

武者修行中と山へ

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「五風山、水墨画のような場所ですな」

武術兄弟のwillと一緒に「五風山」に赴きます、市内からバスで30分といった
ところでしょうか。チャイナのバスのシステムは普通乗車扉が前で降り口扉は
中央やや、後ろですな、日本のバスと同じですで、どちらかというとニューヨークの
市バスの作りに良く似てます。さてチャイナバス降り口の扉が閉まるのが
やたら早いのです、なぜなら隙があれば人民、ただ乗りしよるからです。
ここで運転手とキセル乗客との仁義なき戦いが葛藤されるのですが
ほぼ運転手が阻止しますも、さすがはワタクシの武術兄弟willはその間髪を
ぬってただ乗り成功、ワタクシもいざ突入というところでドアが無情にも
閉められましたので、料金を払って乗車でございます。1元(7円ぐらい)

will

「兄弟のWill英語が出来るので有り難し、証券会社で英語のメールのやり取りの仕事」
「しかし、何でこんなアングルで人民は写真を撮ってくれるのでしょう」

中国ではだいたいどこの山でも廟があって、仏さんが祭られておりまして
そこが10×15mぐらいの石畳がしかれております、この五風山も例外では
ありません、そこで前でのチャイナカマキリマンとその息子と合流して
特訓であります、このカマキリマン、レストランのオーナーで金持ちで
あります、よく見ますと左に人差し指がありませんで、話によると
毒蛇に噛まれて、肉切り包丁で「バン、バン、バン」で指落としたと
笑って云っておりました、恐るべしカマキリマンであります
もしかしますと豪傑の部類に入るのではないでしょうか。

訓練のあと、家に招かれて食事であります、高級アパートであります
嫁と娘と息子で遠慮なく中国語でワタクシに話を聞いてきます
早く片言ぐらいは理解出来るようにならなければなりません。
ちょっと洗面所で手を洗っておりましたら、床にワニ亀らしきものが
網の中でモゾモゾしておりました、もしかしてこれを喰うのかと
たじろんでおりましたら、それは食卓に出てきませんでした。

食事が終わり送ってやるっということで、車に乗せてもらいやれやれ
長い一日が終わったと思いきや、ちょっと師父の練習場を見にいこうと
まさかあれだけ練習してまだ練習するのかと思いきや、練習で
あります、身体中は痛い、痛いで長い一日は終わりました。

武者修行中と福州事情

downtownchina

武術の話ばかりですので話題を変えてランブルインチャイナの話を
しましょう。ここは中国の福建省の福州ってところであります。
気温は20度ぐらいで夕方はヤブ蚊が飛んでおります。感じは
見渡す限りマンハッタンのチャイナタウンで2倍ぐらいガラが悪なっております
なぜなら取りしまるポリスもこれまたチャイナマンですから、やりたい放題であります。
原チャリの3ケツ4ケツ当たり前でポリスの前を通っても何ともいいよりません
というか交通ルールはギリギリアウトと云った具合で、ようやくこのギリギリアウトの
ルールに慣れてきました、当初は恐くて音楽を聞きながら走るなぞ、ここチャイナでは
皿を回しながら自転車を運転するよう感じでしたが、3日で慣れました、今ではBjorkを
聞きながら街を疾走しております。また人民が乗ってるバイクが「SUSUKI」で
近くのコーヒー屋が上島珈琲とデカデカと看板の横にUBCと名打っております
これには不覚にも笑いました。

肉まん一個がおよそ1元でおよそ7円の世界であります。
今日のお昼腹一杯食ってタンメンと餃子で9元(65円ぐらいしょうか)これで武術が
なかったら夜な夜な飲みに行って怪しげな店に出入りするやろうなあ〜っと
思ったりしたりしなかったりします、まあ中国語出来たらの話ですが
と中国に来てからまだ一滴も酒を飲んでおりません
飲まなくても疲れ果てて泥のように寝てしまいます。

中国語を話せて、あんまり気にしない人はここは極楽でしょうか
物価が5~10/1程度なのが良いですな。

注、上島珈琲は「UCC」やね。

武術修行中と福州の虎

neighborhood「ビルの玄関」next bill

「隣向かいのビル」

2/10
朝の5時半に起きて廟に向かいます、武術兄弟は1時間ぐらい遅れて来ます。
昨日の夜は花火と爆竹がうるさかったっとこぼしておりました。
ワタクシの住んでるエリアの中山路もたいがいうるさかったですなあ
あの爆竹の火薬の量はどうでしょう、日本のネズミ花火の20倍弱といった
ところでしょうか、火薬が強すぎて指を飛ばす人民がたえないとの話をききました。
6時から師父のところでガンジゴン(基本コンディション)でアイロンリングで
もう一つコツを教えてもらいました、腕でなく、まともにスタンスに来るように
なりました、これはいい傾向でしょう。
山の廟で武術兄弟二人でストレッチをします、師父が8時20分に
きました、先おとといに続いて2人だけの練習かと思ってましたら
福州に虎がおりました、古株の生徒であります、武術の型の
レベルが違います、二人対打の型「八歩釣」で如実にあらわれます
対戦相手にこれは「あかん」と思ったのは初めてでありました。
打ち下ろされた手刀で腕の痺れが止りません、当面の目標は
この虎(Zenoっていうアメリカ人)を目指して武術をしましょう。
上には上がいると思いやられる夜でありました。

晴れ
練習は7時間ぐらい

2/11
朝の6時からの練習で太極拳、これはニューヨークでペドロに習った太極拳で
八卦掌のテイストであります、これを5回繰り返し、Neigonの練習をして
昨日の型のおさらい、それから戦闘訓練でおよそ2時間帰ってご飯を食べて
昼まで寝ます、それからここ数日は暖かい日が続いております、ここ福州は連日
20度以上でしょうか、日本の5月ぐらいニューヨークの6月終わりぐらいの
気候でしょうか。

昼ご飯を買いに家の近くの餃子屋にいきます、買うものはいつも同じで
あります、あたかも10数年前にニューヨークで暮らし始めた感覚に近いです。
わからないのでいつも「チキンウイング&フライドライス」と云っておりましたが
こちらはメニューが漢字ですので、指差して「ハオ」といいます。
今日も豆腐皮と野菜でした、料理名はわかりません。「ハオツーマー」
おいしいかと聞いたら、「トウェイ」おいしいと答えたからこればっかりです。
実際においしいです、来た当初はどれも毒入りに見えたのですが、慣れれば
安くて旨い品ばかりです、昼ご飯は8元、65円ぐらいでしょうか。
それからスーパーにいきます、何が安いかなあ〜っと見ますとヘルメットが
べらぼうに安いのに気づきました、70元、600円ぐらいであります。
粗悪品でなく日本で売っている商品であります、日本の卸はこれを10倍以上で
売っているのでしょうか、やはりチャイナはビジネスチャンスの機会が
ありますねえ。夕方6時から師父の所で練習で、特にアイロンリングを
軸にローテーションを組んでいきます、8時過ぎに場所を近くの山の廟に
移りまして練習です。今日はなかなかキツかったですな、足腰フラフラに
なりました、この感覚はまだ軍隊練習が色濃く残る10数年前の高校ラグビーの
ハチ北高原の合宿のエンドレスランパスに近いと云えば伝わるでしょうか
伝わりませんねということで明日の朝練はなしということで帰宅します。

晴れ時々曇り
練習時間は6時間半ぐらい