武者修行もラスト一週間を切って、疲れはピークでございます。
朝練、昼練、夜練と日に3度練習でその合間に昼寝して、一日5食で
体重はちょっと減っているといえば、練習量がだいたい想像できるかと
思います、福建省に来ていきなりルームメイトになったおばちゃんが
「バーに行こう、バーに行こう」と若くもないツバメを誘いよります。
ワタクシ来た理由が武術の修練であり、夜は朝練に備えて早く寝ないと
いけないのにでありますもアメリカ人はどうして、こう享楽主義なので
しょうか、バーに行って踊るなど今のワタクシに取って愚の骨頂でございますも
先週ゆで卵を作っていてソファーでテレビ見て待っていましたら、寝てしまい
危うく火事になりかかった手前むげにも断れず、何が悲しくて福州の外人バーに
行く羽目になるとはタバコの煙がモクモクしており、IDで年齢チェックなど
ありゃしません、金がある奴が客なのであります、店内は半分中国人で半分外人
であります。
店内はアイリッシュバーのような作りであります、ステージがありまして
小柄なフィリピンの女の子がブリットニースピアーの歌を歌っております。
夜の11時ぐらい、小雨が降りしきる中、外人ら、まあワタクシもですが
白人らがステージにあがって飛び跳ねております、やることなく発散する
ところがないので酒飲んで飛び跳ねておるのでしょう、ワタクシは
カウンターでハイネケンの瓶ビールをあおりながら、この奇妙な光景を
見入ってますとルームメイトのおばはんがステージにワタクシをひっぱりあげて
踊らさせるので酔っぱらいのおばはんに強要され、無理矢理ステージにあがらせれ
踊るのです、「何が悲しくて、福建まで来て外人バーで踊るか」と自問しますも
さきほどの夜の武術練習で、ふくらはぎは震えておりますも、踊ります。
踊るというより、揺れているという感じでしょうか。
タクシーで来たため帰り方もわからず、ただただ我慢であります。
こういう無駄な時間を過ごしながら、如何に限られた時間を有意義に使うか
それを再確認する福建の夜は更けていきました………….