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武術大会それから

今年前半の最大のイベントが無事終了してまして、一安心でございます
大会に出場した選手たちがまず健康で無事演武を終えたのが第一でございました
得点は少々辛かったですので、これはあとから連盟のほうと話をしようと
思っています

武術をしていますと往々として「井の中の蛙」の人が多うございます
口をあわせて「我が師博は世界一、我が流派は世界一」といいます
それはそれで良いのですが、世界は広いございます、ニューヨークそして
中国でいろんな武術家に会いました、いろんな人種の生徒にも教えました
ジャンル的には奇人変人に属していると思われる人もいましたが、ただ
中には彼らの志しが高過ぎて、俗世間の常識に合わない孤高の人たちもいましたね

現在は情報社会でございます、いろんなジャンルの武術の動画は見れますが
やはり人間を啓発するのは直接人に会って話をしたり聞いたり見たりだと思います

ですので屈指の激戦区の大阪の大会でむちゃくちゃ練習している子を
見させたのはとても良かったと思います、あとこれは必ずさせようとおもったのは
昼休憩で全日本チャンピンがデモをするっと聞いてましたので、その人の
直接話をさせたろうっと、それからどれくらい練習するのかと

終わり際で生徒らがその日本代表選手らに直接聴く機会がありました
生徒A「どれくらい、練習しているのですか?」

太極拳世界2位「えっと週7日、いや週6日、二時間半」

生徒A「……….」

それはあたかも15年ぐらい前に加世田君と全米武術代表のインタビューを
見たのを思い出しました。

テレビの中でこんな会話だったと思います
インタビュワー「アメリカもだいぶ中国、北京武術チームに近づきましたね」

全米代表選手「いいえ、北京は待ちません」

ワタクシとカッセン(北京は待ちません)の発言に「……….」

さてワタクシも練習をします、っと今週の水曜日の早朝
ひさしぶり自然門の歩行の練習をしたのですが、土曜日の朝ですが
まだふくらはぎが筋肉痛です、我ながら練習量を考えないといけませんね

*加世田君
下のモンキーキングの人で加世田劇団の座長
バリトンが効いた歌声で「島唄」が十八番

大会当日であります

日本屈指の武術激戦区の大阪であります、奈良での大会参加も考えたのですが
わざわざハードルの低いところで勝負することないと思って大阪の武術連盟に
所属した次第です(子供はどこの県の大会でも参加出来るようです)

さて朝のフロアーチェックで周りの子供らの動きを我が生徒らが眺めております
(上の写真)顔は皆一様に強張っております、笑
初めて他で武術をしている子らを見て彼らの実力を垣間みたのです
まあ週一回の練習で大会レベルまで持って行ったのですから
すごいと云えば凄いですけどね

全種目終了後に「上には上が居るのや」っと、どっかのマンガの亀仙人みたいな
事も云わず、彼らは彼らなりに何か感じたでしょう

明日が本番でございます

およそ3ヶ月前から5名の生徒は明日の演武大会に向けてトレーニングしてきました
短かったような長かったようなそんな3ヶ月でございました

何事でもありますが目標を向かって汗をかき努力する姿は素晴らしいございます
多くの指導者が「人に勝つより自分に勝て」といいますが、柔道の嘉納治五郎先生の
言葉でもあり、柳生宗矩や老子も類似の言葉を述べてます
ワタクシが愚考するに少々象徴的に言葉ではないでしょうか、具体的にどのように
すれば自分に勝つのでしょう、それは昨日の自分に勝つことではないでしょうか

例えば身体が硬い子なら昨日より今日1ミリ身体を伸ばすように、騎馬立ちが
1分出来る子は今日の目標は1分1秒です、自分を越えて行く姿が自分に勝つ事だと思います
生徒らは3ヶ月で1000回以上長拳をしたでしょうか、明日その1000回以上した長拳で一番の
長拳をしたらいいのであります、目標は高く置くものでございます、人に勝つなら
世界一の人間を目指すように、そして最後の強敵は己の心でございます、これは師父の言葉です
最後に1000回以上やった長拳を明日その上の長拳をすればいいのです、最大のライバルは
昨日の自分でございます

加油!!!

今年が始まりました

皆さんこんにちは今年から武術クラスが週3日になります、生徒の皆さんもですが
ワタクシ自身どれだけ身体のキレが戻るか楽しみにしております
「お前も俺の年になったらわかるよ」っとニューヨークの時に習ってた
チェンのおっちゃんの言葉が蘇りますね

さて年始は木曜日の新しい場所(2箇所)での練習を終えました
床の状態、場所の広さ、室内気温など考慮して練習パターンを考えます
どこでも全く同じ練習では考慮不足でございます

金曜日は吉野のふるさと村へ一泊二日で行ってまいりました
やはた温泉というのが良いというのを聞いておりましたので
吉野の山の中でございまして、空気がおいしく温泉につかって身体を
癒します、久しぶりにネットも電話も通じないところもよろしいかと思います

一応、行って雪が降ったらいけないので前々日に車チェーンをオートワールドに
買いにいきまして、友人の柴君がいましたのでチェーンをまけてもらいました
さすが秋田へ一緒に行った仲でございます
それはそうと柴君の友人がテレビのディレクターさんからの回答者での出演依頼が
1/8に来ておりましたが連絡がないのでどうしたのかなって
思ってましたら、吉野へ行く当日の朝に練習でチェーンを付けてた時に
番組DVDを持って来られました

続く….

所作

凛としておりますね、すばらしい
両選手の体幹のトレーニング量はすごいですね

自分が優勝した時のイメージを重ねてインタビューも見るようにしましょう
大会へ出場する生徒は動作の参考にして下さいな

先生の日(12/17,18/2011) その3

夜のクラスです
ストレッチと身体をコントロールトレーニングで40分ぐらい
あとはドンドコドンドコ身体を動かします、冬のトレーニングでございます
夏の練功とは少々違います、季節感のある武術クラスでございます

個人練習にて
大会に出場する選手は型のやり込みをします
前回発表会で演武した、その長拳とは違います、「まあこんな感じで」っと
いうのはございません、妥協なしであります、大会に勝つためであります
もっと大事なのは自分に勝つためであります、まあダマされたと思ってやって
下さい、2ヶ月後には個々の能力は飛躍しております、これは保証します
初級長拳と長拳の子供ら5人ですが、さすがに翌日は筋肉痛になるでしょうか、笑

形意拳、手技の基本と歩行の基本を説明していきます、形意拳の基本概念を
ゆっくり説明していきます、動作うんぬんよりこちらが肝心であります
同じ内家拳でも八卦掌と逆の位置の位置にいますのでおもしろいかと思います

翌日、大阪天王寺クラス
土曜日から続く連続3個目のクラスですが、身体はきつうございますが
張り切ってまいります、たまに問い合わせでクラスの内容やレベルを聞かれるのですが
答えは「生徒を見て決める」でございますので、生徒らの体調や精神状態などを
吟味してクラスを進めます、もっともワタクシが熱が入るのは、内面から
もっと上手くなりたいという気持ちが表に現れ一生懸命する生徒です、そんな生徒が
おりますと全体のレベルを引き上げます、教える側はやはりこのような生徒を一人でも
発揮させるよう精進しないとっと常日頃思っております

基本練習ですが、ストレッチを1時間ぐらい
それから移動しながらのストレッチこれを40分ぐらい

個人練習ですが
五歩拳、これは全体でいたします、上級の生徒はより高度に初級の
生徒はより基本に忠実にであります

自然門の戦闘練習、まだ太ももが弱いございます、ここが肝心要ですので
たくさん練功するようにしましょう

八歩釣、最初の動作がよくなってきております、二人対打です、格好がどうこうと
いうより、戦闘練習に繋げる練習であります、緊張感を持って練習しないと
いけません、「ライオンに追われるウサギは脚をツルか」っとの問いに
疲労困憊のワタクシは脚をツリながら生徒の相手をします、戦闘練習では
ツッテも平然を装うのでございます、それも練習であります、相手に悟られてはいけません
目を白黒させて、ババ抜きのババをを握りしめるような事は戦闘練習ではしてはいけません

先生の日(12/17,18/2011) その2

土曜日のお昼でございます
ウチのチビが風邪をひきまして、クラスの前に近所の前田小児科へ赴きます
「ウチは他と違って38度以上は解熱しないといけません、38.5では遅いのです」っと
前田おっちゃんに叱責されます、わかりました、以後気おつけます

っと準備をあまり出来ませんでクラスへ行きます、普段はクラスへ行く前に
通り一遍ストレッチをするのですが

さて全体ストレッチです、だいたい40分ぐらいします
仮に上級クラスを作ればこのストレッチが20分から5分ぐらいにする予定です
身体がやわらいだところで、動作のストレッチでございます
これもおよそ40分ぐらいでしょうか、スタンスと回転の技を組み込みます
基本は太ももの強化が狙いです

個人練習に入りまして
八卦掌、形になってきたのではないでしょうか、初級の型の第三ステージであります
来年からは型に入りたいと思います

初級長拳、大会用の練習であります、演武用ではありません、あくまで勝ちに
いきますので、少々きつめですが、他のクラスではこのトレーニングを最低
週4回ぐらいはしてるのかと思うと、どれだけ効率よく教えるかそれから自主練習の
質を保たせるのはどうするか、思案のしどこであります

八歩釣、自然門の対打の型であります、テリトライズ、相手の位置、死角取りの
説明を丹念にします、対打の型がかっちり出来る様になれば普通の型の質も
あがっていきます

つづく……

先生の日(12/17,18/2011)

皆さんこんにちは武術講師のタカシです

二月は守口での武術選手権でございます、2000年代に大会に出ていた
時の感覚がふつふつ蘇ります、っといいましてそのときの師父は特に何も
教えてくれませんでした、「このおっさんは何や」と憤慨したこともありましたが
「全く教えてくれない」というスタイルも今となれば得るものがたくさんありました

当時のワタクシのトレーニング方法を簡単に述べておきましょう

起床して筋トレ、およそ2時間パーツのトレーニングでなく全身ですが
腹筋と背筋と太ももは特に強化しました

夕方、武術クラスへ行く、住んでいたブロンクスからダウンタウンのチャイナタウンまで
およそ1時間半でしたが、クラスの始まる1時間ぐらい前に赴き、クラス開始同時に
全力で動けるようにアップをしておりました、クラス終了後は1時間ぐらいストレッチと
雑居ビルの階段をダッシュをして帰宅、4時間ぐらい練習

夜は、50分ぐらいのランニングと階段のダッシュを繰り返します

食事は主にサラダ、鳥のササミ、シーチキン、玄米、塩分、糖分は控えめでした
これを3ヶ月ぐらいですね
身体はこんな感じで
型の練習を大会までに2000回

といいましても出場するのは子供らであります、身体は完成しておりませんので
身体は成長しながら上達しながらでございます、大会に出場する生徒は
劇的に能力を伸ばしますので、その劇的度がどれくらいか楽しみにしております

つづく…..

武術兄弟ローリー

元武術全米A代表でシルクドソレイユの役者で、まあ跳躍力は
まじかで見たらもっと凄いですけど、バタフライダブルツイストを生で見たのは
ローリーとスコットぐらいでしたかね、トレーニングもめっちゃしてますねえ
ワタクシも明日は早朝練習しよ