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大会当日、ハンブルグから来た酔八仙拳使い

9時28分に目が覚めます、それは9時半に目覚ましをあわした2分前ですな。
こういったイベントでは目覚まし要らずで目が覚めます、シャワーを浴びて
バナナとカロリーメイトを食べてエキスポに向かいます、案の定
選手、役員らは急な変更で大わらわになって予定を少し押しているみたいです。
運転手のタクはピッツバーグのアンディ ウォフォールの美術館と
ピッツバーグの市内観光をしてきます〜、っと元気よく去っていきます。

今回は12歳以上18歳以下の選手も同じカテゴリーに入ってるみたいで
16歳ぐらいの子やったら、俺の年の半分やがなっと苦笑いでストレッチを
始めます、目が真っ赤に充血している以外はそれほど身体はきつく
ないようで、一本目の演武は上級素手部門で今年は白猿拳です、背中と
肩を中心にストレッチをこなします、ざっと周りを見渡すと4.5人上手い
人間がおりますな、一人ハンブルグ武術チームのトレーナーを着ている
白人の兄ちゃんが最大のライバルかなっとどうやら酔拳をするみたいで
上手いけど酔拳では俺の白猿拳には勝てないやろうっと高をくくります。

試合が始まり、緊張した空気が会場に流れます、酔八仙拳の兄ちゃんが
3番目ぐらいに演武をします、出だしを見た瞬間に「やばいなあ」っと
めっちゃ上手いではありませんか、だいたい試合で酔拳をする奴は
緊張して「ドリフのカトちゃん」になってしまうのがオチなんですが
教材ビデオレベルの酔拳をしよります、あとは相手の演武を
見ないようにして拍手喝采が送られて演武がおわったようです。

名前を呼ばれて8番目でしたでしょうか、3連覇のかかった白猿拳が
うなりをあげて会場にたたく音が響き渡ります。半年以上練習した拳
ですので、身体が勝手に動き腕がうなりをあげて振り下ろされます。
完璧な出来やったと思いますが、さてどうかな。今年はジャッジに
兄弟子のスコットがいませんで、ジャッジの採点を待ちます、酔拳の
兄ちゃんと同点ではありませんか、これはどうなるのかっと思いつつ
一番最後の鷹爪拳のニキビ面の若い子も同じ点で3者横並びになり
最後の表彰を待ちます。

最初に鷹爪拳のニキビの兄ちゃんが呼ばれて、3位で
僕が呼ばれて2位になりまして、上級素手部門3連覇の牙城が崩れ去った
瞬間でありましたな、同点優勝違うのかいっと文句をいいたいところですが
まあええですな、たぶんメインジャッチの点が向こうの方が高かったのやろ
っとあきらめます。

つづく……………………..

2006年全米中国武術大会(当日深夜)

いやあ〜、GWブリッジ混んでますねえ〜、来るときは混んでなかった
んすけどねえ〜、運転手のタクが呟きます。急いでいる自分の心情を
汲み取って、いろいろ話かけてきてくれます。

今回の2006年の大会の各種目のスケジュールが前々日まで決まらなく
スケジュールを確認しますと、2日の日程が1日になっており
レジストした、種目の番号が変わっていると主催側の混乱しており
こちら選手側は大迷惑で、1日4つも演武をガチンコでしないといけなく
大不満の2006年の大会がニュージャージの橋の上から沈み行く太陽を
眺めつつ幕がきって落とされました。と同時に大会会場に向かう
ことが出来ホッと息をなでおろします。

一昨年の帰り同様、ニューヨークから下回りで一路ピッツバーグに向かいます。
途中、およそ10マイルの大渋滞に巻き込まれます、急いでるときは得てして
渋滞等に巻き込まれるもんですな、深夜のサービスエリアで辺り一面芝生で
設置してあるベンチに座りながらお弁当の唐揚げと山賊おむすびを食べます
「空気もうまいし、これが旅行やったら最高やなあ〜」っと心底想います。
(この時点で12:00 AM、大会の第一試合まであと……10時間半)

真夜中のハイウエーを疾走して、目的のホテルに到着します、シャワーを
浴びてベットにもぐり込みます、寝るときは静かなところでないとなかなか
寝られない体質な自分なのですが、横のタクちゃんはガーガーイビキをかいて
寝ております、180cmの100キロ以上の体格から繰り広げらるイビキは
うちの親父さんのイビキといい対ぐらいでしょうか、しかし文句など
いうのは滅相もございません、それは神様、仏様、タクちゃん
だからなのです、ベット脇のデジタル時計が5:24 AMと表示してます。

大会の第一試合まであと……およそ5時間………

つづく…………

2006年全米中国武術大会(前日)

朝から前日に予約しておいたアッパーウエストのレンタカー屋に地下鉄で
赴きます。さて借りるだんになりまして鍵を借りる寸前になったところで
ちょっと待ってくれと、受けつけのオバハンがレジのモニターに写った
免許の経歴を見ます、嫌な予感がします、皆さんもお分かりのように
嫌な予感というのは百発百中で嫌なことなのです。おばはんが昔車の
保険払ってなかったやろうっと英語でflipped outといいますのを
なるほどこういう場合にfilpped outっていうのやと関心をすると同時に
2年前に若い子に車あげるわって云うて、その子は結局車の保険を
払うお金がなくて、「そしたら、笑平(若い子の名前)が車のレジストに
行くときにに俺の車の保険を解約しないとなあ」っと云ったまま
その子はお金がなくて家の横の駐車場に置きっぱなしになって最後に
横の板金屋に売り飛ばしたをその時に思い出したのを日本語でいう
「あとの祭り」と理解したのはいうまでもありますです。
(この時点で10:30 AM、大会の第一試合まであと……24時間)

そうなりますと、僕の免許は今免停中なのかそれとも免停中でないのか
が焦点になってきます、免停中に運転するわけにはいきません。
幸い家の前が警察署なので免許書を持って自分の免許は免停中なのか
調べてくれっといいますもMotor Vehicle(免許センター)に行けと
門前払いを受けるのです、気持ちは焦るばかりで涙もこぼれそうなのです。
今から免許センターに行く時間もありません、一昨年前に知らない町
ピッツバーグで迷子になったあの感覚に近いものがこみ上げます。
(この時点で2:30 PM、大会の第一試合まであと……20時間)

この時点で3通りの選択が出来ます。
1. 友達に車を借りて危険を冒してピッツバーグまで向かう
2. 電車かバスに揺られてピッツバーグに向かう
3. 誰かにピッツバーグまで連れててもらう

1. は「ない」なっと30過ぎて反社会的な行動は出来んし友達にも
迷惑がかかることになるかもしれんっと

2. ネットで調べますとピッツバーグ行きを見ますに夕方の5時から
出てるのがあります、着が次の日の朝5時にピッツバーグの市内
こうなると勝負度外視になるけど、生徒らに云ってる手前いかな
しゃあないかっと、誰もつかまらなかったら長距離バスで行く
覚悟を決めます。

3. 片っ端から電話しますも有望だった友達は留守番電話で
メッセージを入れときます4時までに連絡がなければバスで
行く覚悟をきめて連絡を待ちます。
(この時点で3:30 PM、大会の第一試合まであと……19時間)

時間は刻々と時を刻みます、もうバスかいっと思ったときに
電話がかかってきます、「タカシさん、何スッカア〜」っとタクの
のんきな声が聞こえてきますが、天使の声に聞こえたのは云うまでもありません。
事情を説明して、ホテル代、飯代、ガス代別で$500でどうやと
こちらは是が非なのです、「ええですよ〜」っと
「そしたらバイトが終わってタイヤを交換したらそちらに向かいます〜」
とこちらは地獄から天国の居心地なのです、そんなもんええから
早く来いっとおくびに出るわけがないのです、それは神様、仏様、タクちゃん
だからなのです。

「タカシさん〜、今ビルのしたです」と電話を受けピッツバーグに向かいます。
(この時点で7:30 PM、大会の第一試合まであと……15時間)

つづく………………………..

今週の武術クラスは加世田先生

来年もし出場するなら、スポンサーを探した方がいいかな。
今週になんで締め切りが二本あるのやっと嘆いたところで
全米大会は迫ってきてますな。

で金曜は加世田先生やけど、皆ちゃんと来るように
では加世田先生よろしく、4時やで

あと一週間後ですな。

全米大会まであと一週間と日が迫ってきましたですなあ〜
身体はカンカンだったのがすこしづつやわらいできてます。

さて、日本のボクシングの亀田選手知らない間にえらい騒ぎですなあ。
youtubeでインタビューなど観ましたが、「俺流のサプライズや」
言いよりますなあ、我を曲げない意固地さが微笑ましい
まあ言葉使いやら、なんやら云うわれてますけど、ここニューヨークでは
“what’s up takashi”と明らかに年下の白人が俺にいいますが、まあ
慣れたので、口の聞き方で判断はしませんよ、僕は

要は「勝てば官軍」勝ったっ事実が大切であってね、ガッツのおっさんは本気で
「僕の採点では7点差で亀田が負けてた」っていうけど、アホなこと云いますな
それはおっさんが亀田を批判しているのでなくWBC機構のレフリー、ジャッジで
あって、元WBCチャンピオンである彼は身内を批判してる構図がわかって
ないのやろうか、福沢諭吉の立場論なんか読まないとあかんねえ。
まあでも無理やろう、その昔NHKの連想ゲームでキャプテンのヒントで
「リンゴ」というわれて「ゴリラ」って答えてましたからねえ、そらあ
連想やなしに、しりとりやがな。

亀田選手も調印式でハンバーガー食べながら現れて、相手陣営も
あいつ減量きつくないのか思ったやろうねえ、しかしパフォーマンスでも
駆け引きしてますなあ、まるで信長の先鋒大将の瓶割り柴田勝家みたい
にろう城中に水が枯渇して水浴びして相手の使者を驚かした故事ににてましたな。
インタビューで減量がきつかったっていうてたから、してやったりやろうねえ。

熱波とイベント情報


「フライヤーやね」


「フライヤーやね」

今週ニューヨークは熱波に襲われまして、華氏100を連日超える猛暑で
ございました、家にクーラーあるのですけど、取り付けるのを
「まあええかあ」っとニュースで70年ぶりの猛暑と聞き、むしろのぞむ
ところやと意地でもクーラーをつけないでおこうっと、そんな猛暑の中
サイト構築とデザインの仕事をしておりました、一段落しまして一服して
Macintosh Dual 2G G5を立ち上げるも、画面中央に通行止めの
マークが出てハードディスクが読みません、(泣)
チキショーでございます、この根性なしがっと罵ったところで
復活してくれませんでバックアップはおよそ半年前のしか残っていません
仕事やり直しでございます、(泣)
機械も多少のいたわりが必要なのだなっと思う今日この頃でございますが
みなさんどうお過ごしでしょうか。

さてイベント情報です、生徒の子が
イベントします、ふるって参加してください。

8月6日!SOUL DANCE COMPETITION VOL.6
www.soulnydance.com

NYのマンハッタンでダンスイベントが開催されます。
ミッドタウンのクラブでのダンスコンテストです。

300人以上を超える、インターナショナルなイベントです。
今回は雑誌やファッション系のメディアから、アメリカのTVも取材にきます。
(BinsideTV&SimpleTV)

是非遊びに来てください!!

8月6日(日)
6時から10時PMまで。

@The CITY night club
(250w 26THST bet 7&8AVE)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
DJ KO-HEY (HIPHOP, REGGAE, BREAK BEATS..)

Sponsor
KDDI(www.kddi.com)
Vitamin Water(www.vitaminwater.com)
ACE Production(www.asianchocolate.com)
HIPHOP CONVENTION(www.nyhiphopcomvention.com)
FAT BEATS(www.fatbeats.com)
O-PLANNING(www.odoru-nyc.com)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
$12 フライヤー持参、もしくはゲストリスト
$15 at the door
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ID MUST(学生証ではなく、パスポートなど、国から発行されたもののみ。コピー可)
女性over 18
男性 over 21

SOULプロデューサー
RIE(FROM大和魂、歌舞姫)
エクゼクティブディレクター
CHOCO(ACE PRODUCTIONS www.asianchocolate.com)

PS.がんばれRIEちゃん

ダウンタウンで加世田劇団

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「クラブやね」

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「生徒の子やね」

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「座長と生徒の子やね」

前々日にリンカーンセンターでドレスアップした人らと歌舞伎とモダンダンスを
鑑賞して、今回はダウンタウンのsob’sってアフリカ系かな、カリビアンかな
そんなレストランとクラブが一緒になった所で加世田劇団の公演がありまして
どこでも観に行きますよ〜、っと我ながら守備範囲が広いのです。
このsob’sって一応ステージがありますが、狭いので大丈夫かいなっと
その横にテーブルがあって黒人のカップルが肉を食うてますが、DJブースも
あって、けたたましい音が流れてるのによく飯が食えるなあっと感心します。
さて、一応公演前に控え室に行って、皆に怪我しないよう頑張ってやっと
ハッパをかけておきます、月曜日の夜10時とあまりよくない条件にも
関わらず客で一杯で、狭いステージがよりいっそう狭くなってます。
小一時間ぐらい押して公演がスタートします、加世田劇団は8組中5番目
ぐらいだったでしょうか、青竜刀でのファイトシーンがありますので
始まるときに青竜刀でニンジンの試し切りをします、初めて観る試みに
なかなかやりよるなあ〜、っとその箇所は感心した次第でした、次回は
加世田劇団特製ガマの油の実演販売も夢ではございませんねえ。

さて緊張した、顔で生徒らがフォーメーションを組みます、この瞬間
関係ない自分も緊張しているのです、音が流れ皆がはじかれたように
狭い舞台を動き回ります、まずまずの動きでないでしょうか、途中
ファイティングセットで照明が消えるハプニングもありましたが
さすが、舞台慣れしている座長、無難にこなします、まさに円熟期に
達した風も見受けられます、終わってヤンやの喝采を受け成功の内に
無事終了しました、横にいたDJの兄ちゃんに、あれ俺の生徒やっと
一言自慢しときます、まあたまには自慢してもいいでしょう。

生徒の皆もだんだん舞台慣れしてきて、この中から何人か
舞台人になるのでしょうかねえ、夢に向かって頑張ってる子らを
横から眺めるのは、いつも気持ちがいいですねえ。

っと熱帯夜のニューヨークの夜が更けていきました。

リンカーンセンターにて歌舞伎に酔いしれる

LCFgeisha
「芸者」

歌舞伎

観に行ってまいりました、日本の伝統芸能はすばらしいの一言ですねえ。
五条正之助氏の芸者はすばらしいなあ、アメリカ人はあれは女が演じていると
思ったやろうけど歌舞伎やからねえ、そういえば宝塚レビューは女が男を
演じるけど、あれは歌舞伎を意識したのやろうかねえ。

っとそれはよしとしまして、その芸者の動きがやはり素晴らしいですねえ。
間違いなく幼少から訓練を積んでいると思われ、仕草、目線、歩数、肩の
力加減など日本らしく事細かに計算されたもので形容するなら
美しい日本の秩序美と云いましょうか、そんな感じでございました。
とこれだけですと、歌舞伎の舞台のようですが、これに黒人の
モダンダンサーが居て、Dumb Typeの山中さんの電子音楽が流れて
最後は、あっと驚くエンディングが用意されていたりと
それはそれは、ものすごい舞台で圧倒されました。

ps. ミツシ君、ありがとうねえ。

代行先生の日

22日の土曜日に加世田劇団の公演があり、先生代行の日でございましたが
昨夜公演がドタキャンになり、代行先生は必要ないかなっと思いつつ
先日「はい、これ、スタジオの鍵」
っと加世田座長から鍵を受け取っていたのを思い出します。
っというわけで、「地球の歩き方」の取材に引き続き、ダブル老師の日で
ございました、金曜日の先生の日と違って生徒の顔ぶれが少し違うのが
新鮮な感じでございます、女の子が多いですなあ、加世田座長、あれはあれで
もてよりますからなあ〜、隅におけない加世田座長でございます。
さて、この日の出演予定の生徒らも全員クラスに来ていたので
まあいつもと同じような感じでクラスです。
自分のクラスとは、やっぱり違うなあ〜、っと思いつつ、昔加世田君と
一緒に習ってたクラスの練習やなあ〜、なんて思いながら眺めます。
2.3個軽めのコンビネーションを教えて、僕のお役目は済みました。
しかし、ここの17stのスタジオはきれいでいいですねえ、近くに
Barnes and Noble(本屋)もありますので、早速練習が終わって
デザインの本やら、建築の本を見にいきます。夕方6時くらいから
自分の練習で3時間ぐらい身体をシバいて、家に帰って一服して
筋トレしたら、首がツリましたな、笑
前は6時間ぐらい練習してもなんともなかったけど、いやあ〜
そろそろおっさんやな、現役引退も近いかな。

先生の日で土曜日も先生の日

さて、金曜日いつも通りの先生の日ですが、明日の土曜日22日は
加世田劇団の舞台が3時ぐらいからあるので土曜日も連続で先生です。

基本練習ですが、うだるような暑さの中クーラーも扇風機もない
いつものスタジオで練習です、汗だくだくでまるで蒸しシュウマイに
なった気分ですな、練習中は水を適当に取れっと生徒らに伝えてます。
高校の時にラグビーでして、練習で水を飲んだら疲れるという
迷信から解き離れた世代でありましたが、まだ今ほど頻繁に水を飲んでも
よいってわけでもありませんでして、先輩からの体罰式練習などが
色濃く残る世代でもありました。

個人練習にて
青竜刀、後半通して、だいたいええかな、1.2カ所間違ってるかな
でもそろそろ長拳の方もみてあげないとあかんしね、8月なったら
長拳にしますかね。

形意拳、こちらはまだ五行拳の練習ですね、まあ八卦掌やってるから
っと思ってましたが、ちょっと難しいかな立ち居がなかなか決まらんねえ。
来週も五行拳の練習をきっちりした方がいいかな。

青竜刀、こちらは昔の型ですけど、個人的にはこっちの型の方が好きかな
まあどちらの型もメチャクチャ練習しましたけど、まあどっちもよい箇所が
あるから甲乙つけがたいな、練習は中盤に入りましたね。

白猿拳、腰を入れてスラップしないとあかんね、もっと早く動いて
もらわないとねえ、あとはリズム叩きながら自分のリズムにもって
いかないとあかんよ、でももうちょっとこの型がおわるな、秋までには
終わるかな。

翻子拳、ちょっと空いたから2.3カ所弱い場面もありましたが、問題ないかな
あとは怪我の治り次第やろうねえ、怪我前と同じぐらいのスピードに
ならないとねえ、でも2週ぐらいで全快になるでしょう。

夜に加世田座長に頑張れよってハッパをとりあえずかけておきます。
本人あんまり乗り気でないみたいやけど、そこはこなしていかんっと〜
っと援護しつつ、明日の先生頑張ってっとお互い励まし合います。

また真夜中に電話がかかってきます、この時間は加世田座長なのです。
「大変や事件発生や」っと開口一番で何を、どないしたんっと
「明日の公演、キャンセルやがな」
「……………….」
絞り出すように
「やってくれよったでえ〜」っと加世田座長

まあしゃあない、っと励ましつつ、明日の俺の先生はいらないの
違うかな〜っと想いをよそに、加世田座長の愚痴を聞き入り
夜が更けていきます。