月別アーカイブ: 2013年2月

発車オゥラィー

「オゥラィー」と生駒のすそ野でこだまいたします、近畿の警備員の中で
武術指導をさせたら5本の指に入ると思われる警備員がワタクシであります
皆さんどうお過ごでしょうか

前日の夕方に警備の事務所に連絡を入れましたら、だみ声の社長がまだ予定が
立たないから、あとで電話をするっとそれから7時前に連絡がありましたが
やっぱり明日は無しでっと、四條畷のクラスから帰って明日なくなったわ
なんか気が抜けたなッと、嫁にそしたら明日の弁当でも食べようかと
ゆっくりして寝ます、翌朝早くに電話がなります、イヤな予感というのは
得てして外れません、「やっぱり現場出て」といつもの展開でございます

長時間一定方向に向いて立っているのは、なかなか骨の折れるものです
ひさしぶりに8時間立ちましたですが、程よい疲労感でございました
最初は左肩が異常な痛みを訴えます、それから腰も痛ぅございましたが
えらいもので6時間も立てば身体が順応してまいりました

日本に帰国間もない頃に友人が
常識がない人間は「学校の先生やろ、警察官やろ、それに坊さんやな」っと
警察官の友人がズケリと述べます、この辺りがこの友人の凄みでございますが
先ほども良い案件があると連絡をしてくれました

さて学校の先生ですが、武術の指導者なども同様でございます
要は「先生、先生」っとあがめられて、俺は偉いのやなっと勘違いするのです
ニューヨークで習ってた時チャイナタウンのクラスも習い始めの時は
一生懸命教えてもらいましたが、クラスが年々大きくなって
ウォールストリートの証券マンの生徒を持ち出すようになってから
プライベートクラスでなく一般のクラスではおっさんビールを飲みながら
教えるようになりました、悪い成金のパターンを地で行く展開でございます
たくさんの生徒が離れたのはいうまでもありませんが、それでも
やっていってるのは技術が一流だからでしょうか、まあ日本では
酒飲みながら教える人間はおらんやろうっと思ってましたら、大阪にいるようです
所変わってもすること皆一緒ですね

話は戻りまして
ダンプの運転手に「兄ちゃん、誘導上手いなあ〜っと」おだてられます
「いえ、それほどでもありません」と謙遜します、夕方に建設会社の事務員さんが
「缶コーヒー、ブラックやけどいける〜」と缶コーヒーを配りにきました
「はい、ありがとうございます、ブラック好きです」っと
本当は微糖のコーヒーがええのですけど、そんなものおくびにも出しません
現場仕事の基本はしっかりした挨拶と無駄のない受け答え、注文を受ければ
小走りでございます、春にニューヨークの時の生徒の結婚式が長野でございます
当分休み返上でございます

第21回大阪武術太極拳選手権(後半)

よく云われるのは普通武術の型を1000回すれば滞りなく出来る様になります
初めて大会へ(演武)出場する子は、最低1000回をメドに型の練習を
するようにします、ノートをつけてた子で計算しましたら
700回ぐらいでしたので、クラスと合わせて1000回は越えてたでしょうか
自分で練習するときは兎角ゆっくりするように諭しておきます

二回目出場する子ですが、最初はやんわり辞めときと言います、笑
くどいぐらいに出るのって聞いてもう一回最後よく考えてっと聞いてから
意思の強さを観ます、ここでためらった辞めた方よろしいです

大会へ出場するのと大会で「勝つ」というのは練習の質が違います
練習時間を計算をしましたが、勝つ為には全てを捧げないと勝てませんし
他の事が犠牲になります、子供やし遊びたいでしょうが、勝つ為には
遊んでる暇もなくなります、途中で「折れた」時のダメージもきついので
あまり勧めません、昨年の大会で模範演武した全国1位の人にどれくらい
練習してるか聞いときっと言ったのはトップはどれくらい練習してるか
確認する必要がありました

同様にワタクシも全米大会へ出場したときは昼も夜もなく練習しましたが
そらあデザイン会社潰すわっと、そんなもん両立できません、笑
っと俺の様に練習しろっとか俺もそれぐらいやってたっだから練習しろっと
言ったところで生徒らは理解できませんので、苦笑
手っ取り早く大阪武術隊の練習に参加させます数名の生徒は
ビビってましたが、その子の本質によりますが、それを見て闘志が
湧くか尻尾を巻くか、物事を習うときは一流を見せるのが
一番早うございますが、同時に刺激も強すぎる場合もあります

さて今回初めて演武した子がまた出たいと云えばまた武術隊へお邪魔しないと
いけません、2位だった子がまたやると云ってますが、まずは身体鍛えてから
来なさいと諭しておきましたが、こちらも準備だけはしておかないといけません
ですのでちょっと値が張りましたが、新しく膝のサポーターを注文いたしました
体重計に乗りましたらまた1.5キロぐらい落ちてました、ちょっと落とし過ぎですが
絞りこんで贅肉を落としておかない動作の見本が出来ませんので
こちらも必死のパッチでございます

第21回大阪武術太極拳選手権(前半)

第21回大阪武術太極拳選手権に演武した生徒らが怪我せず無事終えました
それから生徒一名が長拳Bで銀メダルを奪取しました
本格的なトレーニングを初めて9ヶ月ですのでたいしたもんです

クラスの子供らには一回は大会へ出場するように勧めています
まあ強制でないのですが、確実に上手くなるのと、上手い子は
一杯いるよっと皆練習してるよっと他の世界も見いやあっと
それは初期のドラゴンボール亀仙人の心境に近いでしょうか

以前にも言いましたが、大阪が表演武術界屈指の激戦区でございます
ここで勝てば全国トップスリーは間違いございませんですので
奈良でなく京都でなく、大阪で勝負でございます

二回目に出場したい子は勝ちにいくのが前提でエントリーさせます
ダラダラ練習しても時間の無駄でございます、「やる」か「やらないか」
大人は関係ございませんよ、演武を楽しめば良いと思いますが
子供はダラダラするなら違う分野で頑張った方がその子の為だと
これはワタクシの信条でございますし、それから近年は
ゴールデンエージの研究も進んでおります、この時期に好きな分野を見つけて
それに集中した方がその子の為だと
思っております、ですのでクラスであまり集中しない子は
「別に家帰ってゲームしたいのやったら、かまへんよ」っと
好きなことした方が幸せやからと諭しております、好きでもないことは
大人だってできませんから

勝ちに行くと言って、レベルを下げてただメダルを取りにいくでは
あまり意味がありません、今あるレベルの少し上でなおかつ強豪がひしめき合って
いるところで取りに行って初めて価値があると思います、まあどこに目標を
設定するかで変わるのでしょうけど、我々はあくまで世界を目指しますよ

ひとえに一生懸命練習してもそうそう勝てるものではありません、相手は
大阪武術隊エリートチームでございます、近年もアジア大会で長拳世界2位を
輩出しております、なおかつ大会の審判団もここのコーチらが審判して得点を
つけております、自分の生徒が汗水流して練習してるの見てるのに
人間やもん得点あげたくなりますよ、まあそれは置いといて
そこでは最高の環境で練習出来ます、選手はざっと週6日で1日3時間ぐらい
1週間で18時間1ヶ月で約72時間1年で約860時間でございますので

さて勝負するこちらは週6日で最低1日4時間ぐらい
1週間で24時間1ヶ月で約100時間1年で約1000時間でございますが
冷暖房の効いたフカフカのカーペットの上でなくこちらはある日は外で
ある日はクソ寒い、クソ暑い体育館、コンクリートのフロアー、市のイベントで
建物が使えない日などなど、おのずと練習メニューを考慮しないといけません
今回ジャンプ技の練習が最後の最後になったのは体幹の強度、空中での安定度の
向上を待ったのと、場所によって着地の際に怪我をしかねないのでギリギリまで
待ったというのが本音でございますが、出る子には朝5時に起きて走ってっと
走ってストレッチして型の練習してとそれで毎日2時間、下地を作らせます

長いのでつづく…….

武術兄弟のジュマール

兄弟のAJが出てるよっていったら、こちら兄弟のジュマールも出てました、笑
まあ青龍刀がものすごかったです、止めたら根元から折れたのにはビックリしましたね
あれも2000年前後やったかな、元々ブレイクダンサーですけど、やっぱり
キレがありますね、ツイストは教科書通りの綺麗なツイストしてました
一緒に練習してたのが懐かしいです、映像ではしっかり落ちもつけてるし、笑


今がピークでございます

生徒の大会前でワタクシの身体もピークでございます、生徒の親御さんに聞きましたら
その子の身体もカンカンになってて全身マッサージを施しているとのことです
(なぜワタクシも身体がピークかといいますと、一緒に動いているからです)
教えるワタクシは右ひざに「冷えピタ」背中にカイロ右の太ももの裏にカイロと
左肩にカイロと暑いのか寒いのか分からない感じですが、万全を期します
以前嫁が子供に冷えピタを貼ろうとして冷えピタ紛争が勃発しましたが、関節部患部に
貼って寝るという技を編み出してから、冷えピタの使い方に幅が増えました
以前は性懲りもなく冷えピタを買って来て、っと粗末なおつむりを哀れんで
いましたが、何とかも使いようだなっと思ってる次第です

大会ですがワタクシや生徒の親御さんは必死のようですが、本人は気楽にやって
いるようです、笑

それでよろしいかと思います
今度は勝ちに行くと云った大会ですが、教える方もやることはやったで
あとは結果だけっとまだあと10日ありますが、どこの師父もメンツがドウコウ
思うからややこしいのであって、結果は関係ございません、勝てば本人が
良くやった、負けたら師父が悪いで、それでいいじゃないっと思います
あと10日で旅は終わります、一人で全米大会に向けてトレーニングしたのとは
違って生徒と親御さんとワタクシの三人四脚の楽しい旅でした、あとは
怪我なく当日を迎えたらと思います

PS. 現代医学では頭を冷やして熱が下がる下がらないは関係ないみたいですよ
まあ実際、高熱でうなされてる患者さんに頭を冷やしている病院って
さすがに見た事ないですけどね、笑