Willに本当にお前はえらいなあ、っとのど元まで出てやはり云えません
当事者に取っては当たり前のことをしてるという自覚があるのに
そんな安っぽいことは云えませんし、言ってもしょうがないと思うからです
でも1日おきに病院へ泊まって、武術の練習してペットショップで
働いてるおねーちゃんをナンパして彼女の両親に折に挨拶に行って
それから日本人のワタクシを家に泊めて、鍵をもう一個早くくれ
なんて文句もなかなか言えません、まあ知らない街で迷子も
「素敵やん」で納めておきましょう、でも困ったことがあったら
何でも言うてくれよっといいましても、”ok,ok, no problem” っと
やっぱりええ奴です、病院の前の湯麺屋で店員のおばはんにサービス
悪いやんけっと噛み付いております、このあたりの容赦のなさは
さすがでございます
今度はワタクシの師父が眠るお墓へ赴きます、2ヶ月前行く予定を立てたときは
健在でございましたが、話を聞くと交通事故して病院では意識もハッキリあって
結局医療ミスだったということですが、亡くなってしまったあとで今さら何も
云えませんが、本当に残念の一言です、墓前でやはり涙がこぼれます
年を取って涙もろくなっております、墓前で「我は何をすべきか」と自問自答します
「生きるとは何か、武術とは何か」説明を受けましたが、やはり偉大な武術家で
我が師父でございました
Willの家に夕方に戻ってきます、心身ともにくたびれはてました、Willの彼女と
その姉さんが料理を作ってくれます、4年前はWillの母親がごちそうしてくれたなあっと
思いながら食べて今宵は于山には行かず、薄明かりの中、Willの近所で「黒虎拳」と
「八歩釣」の練習をいたしました、身も心も疲れ果てた1日でございました