撮影に行けず

土曜日の夕方から、ついつい力が入って5時間ぐらい武術の練習をしまして
自分のクラスの生徒らがレベルがあがってきてまして、生徒らには厳しい
ノルマを与えてますので、自分がさぼるわけにはいかないのです。
汗だくで飛んだり跳ねたり武器を練習したり、汗でちょっと寒と思いつつも
アドレナリンが下がってますので、全力で練習しておりました。
家に帰って寝て起きたら全身筋肉痛の上に発熱して全く動けません。
我ながらアホやなあ〜、っと思いながら日曜の撮影は行けないと電話して
また寝ます、せっかくファイティングセットを考えたのにしょうがないです。

さて、映画や舞台などで戦うシーンを特にファイティングセットといいます。
舞台の場合は面(客席)に対してどう動くかっというのを主観して考え動きます
面(客席)に対して、前後で立って戦えても奥の人の動きは見えても手前の役者の
動きは見えないです、俗に「客に尻を向けるな」といわれるのはここですね。

撮影の場合は、この面を気にしなくて進めますので楽は楽であります。
通常2人のファイティングセットでは交代交代で動きます、最初にAの役者が
攻撃すればBの役者が次は攻撃です、これを交互に行っていきます。

普通のレベルでは役者らが1シーン3回ずつ動いて合計6回動けば上等でしょうか
武術をたしなんでいましたら、5回ずつの10回が最高ってところでしょうねえ。
青春ドラマなどのケンカのシーンなどは殴って倒れて終わりですね、これですと
1回ずつで合計2回のファイティングシーンになる次第なのです。

自分が記憶してる中では確かスパルタンXのジャッキーチェンと
ベニー ザ ジェットのファイティングセットの最長で6回ずつ12回動く
ファイティングセットがあったと思います、その流れるような
ファイティングセットは油の乗りきった当時のジャッキーチェンと
ベニーならではあうんの呼吸が素晴らしです、最近の映画はエフェクトと
ワイヤーが多いですので、あまり参考にならないです、最近なら
「マッハ」のトニージャーはよかったと思いますが、惜しいかな
彼に釣り合うぐらいのレベルの役者がいなかったのが残念だったですね。
ですのでスパルタンXのジャンキーとベニーは武術のレベルが均一していて
二人とも油の乗っている時でしたので彼らのファイティングセットは
とても素晴らしかったですね。今度暇な人は映画等のファイティングセットで
カメラの場面が変わらず役者が何回動くか見てみてください、そしたら
上の説明がわかると思いますよ。

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