横浜から逗子へ

今度はニューヨークでの友人に会いに一路逗子に向かいます。
武術の先生をダンサーにしてから、足はパンパンでありますが
横浜の桜木町の駅から逗子にゴッツイリュックを背負って
夕方の日本のラッシュには閉口しながら。

逗子の駅で降りたら、何とも人気のないところで、これはまた
えらいところに来たなあ〜、なんか思いながら、佇みますも
もう一つの出口やろうと表側の出口に向かいます
おりましたおりました、鈴木のケンちゃんが家族も増えとりますな。
嫁も元気そうで何よりです。夜は鍋でございます、関東風味で
その土地の風味でこれはすこぶる美味しいこざいます、関東風も
なかなかよろしいです。

翌日朝にその子供がワタクシに向かって「ちち、ちち」と云って
おります髪型(坊主)が同じでありました。
朝ご飯を食べて逗子の観光でありますここが葉山で陛下が来る所と
陛下が居なくても警察が駐留しておりますね、ケンジの話に
よりますとある日の夜に陛下が来られて、近くで働いてるケンジが
警察にちょっと道を渡るのを待ってくれて云われて、待っていたらしいです。
夜なので沿道には旗を持った人間はいなかったのですが、陛下は車の窓越しに
人は居なくても手を振っておられたと、それに感激したという話でありました
楠正成の気持ちが彼には少しわかったでしょうか、そういえば
うちのじいさんの写真に勲章をもらって写真の裏に皇居にてとありますので
じいさんは昭和天皇に会ってるでしょう。

それから、鎌倉幕府を見に行きと行ったら、鶴岡八幡宮に行きました。
日本的でええですな、12年ぶりの日本で何もかも新鮮ですが
鶴岡八幡宮はなかなか格好いいですな。

さて仕事を探さないとって云っていたら、外人相手の人力車が鎌倉に
居りまして「ええ仕事があるがな」と

奈良で人力車を引いていたら、それはワタクシであります。

先生の日ニブロールダンサーズ(in yokohama)

mikui

「ミクニちゃん」
chinpira

「横浜中華街を練り歩く中央のチンピラはワタクシ」

横浜で現代武術の先生です、最初に元生徒のカズマの動きを一年ぶりに
チェックします。鷹爪拳を教えてほしいとのリクエストでしたが
最初に長拳で動きを確認します、それの確認におよそ40分ほど費やします
基本は長拳であります、それにこれほど時間がかかるということは
まだ動作を解放するレベルまで達しておりません、もっと練習するよし

さて今度はニブロールのダンサーの方達を教えます、技術的な事を
教えるのは初心者の方がいますので、それは難しいかなっと
最初のキックに的を絞って説明します、あとはストレッチを教えます。
なぜストレッチが大切かそれは身体はキャンバスであります
身体が固ければ身体で表現するのに限界が見えるのであります。
舞台に立つ人間はいかに全身で表現するか、それは身体を
柔らかいからこそ幅が広がるのです。

最後に人間は何故、緊張するか、これはテクニカルに説明します。
ほど良い緊張(最上のコンディション)とは何か、武術はその長い歴史で
自己の緊張をコントロールする練習をします、これはアドバンス向けで
あります、理詰めで説明しますも時間が足りなかったでしょうか。
「タカシさん〜、彼らはプロなので緊張しませんよ〜」っと帰りに
云われましたが、一知半解とはこのことでしょう、戦闘トレーニングを
しない型だけ習っている武術家は、自己の精神のコントロールのあげ方など
詳しく説明しないでしょうし、出来ないです、それは絶対的な緊張感を
型だけので練習では取得出来ないからです。どんなときでも75%ぐらいの
実力を出せる練習はしないとだめだと、師父が云っておりました。
それから最上のコンディション作りを理詰めで教えている武術家は
それほどいないのではないでしょうか、参考になれば良いですが

緊張してあがるのは理由があります、もう少し詳しく教えてほしい方は
遠慮なく連絡してくださいよ、それでは皆さん舞台頑張って下さい。

生徒の舞台を観に行く(in Tokyo)

kzuma

東京の奥まった住宅街の中が今回の会場であります、場所は団子坂を
上がった所でありました、ひさしぶりに生徒のカズマに再会です。
ニューヨーク以外に場所での再会にお互い奇妙な感じであります
舞台の方は一人目のマッチョな役者の筋肉カーニバルで幕が
切って落とされます、40歳代に見えたのですが、あとから聞きますと
62才ということでビックリでございます、舞台からの違和感を
感じましたのでその役者さんの「勝ち」でありましたでしょう。

さて我らがグレン カズマの番でございます。
二人の舞台でありますが、カズマの動きを追っていきます
一年ぐらいカズマの動きを見ていませんでしたが、ダンサーの
スキルはだいぶあがってました。基本体力があがってました。
前半と後半の動きもそれほど変わりません、よろしいのでは
ないでしょうか、少し武術の動きがありましたけど
それは練習がいるかな、舞台の構成、ライティング、音楽
衣装よろしいかったと思います、また次の舞台が楽しみですな。

ロックマンはAJ(内藤君)やがな

aj実写版のロックマンということで何か見た事ある奴やなあ〜って 思ってましたら、白猿拳使いのAjではないですか ITの仕事でManagerは辛いでえ〜、なんて云いつつ 仕事さぼってオーディーションに行くって云って たけど頑張ったよなあ〜、えらいなあ〜。 前出のアイちゃんも一緒に映画の仕事したっていってたけど狭いなニューヨークの日本人社会はでAJもやけど、Wayneも出演してるのね。Wayneええ奴で時々オーディションの情報をくれるけど三人で一緒に出演した映画はもう2年前かな。 wayne 

生徒の舞台を観に行く

ai 2 3

「あかん、反対や、そっちやない」
隣の加世田座長は絶叫しております。

マンハッタンの10st 2nd Aveの教会で生徒らの舞台であります。
ガチの現代武術であります、 ある程度動きの確認もいたしましたです。
本番まで1000回練習するようにっとハッパはかけておきました。

話は冒頭に戻りまして、舞台の上ライティングをおこなっている所の
横でワタクシと座長は高見の見物であります、どちらも出演しないのに
ガチガチにあがっております、ワタクシの場合など丁度、胃の下の辺りが
震えております、我ながら笑止でございます。

URBAN ROOTS PROJECT (A fusion dance festival)
と銘打っております、カポエラ、ダブルハンドストレートソード(蟷螂拳)
これらが敵やなっと座長の話でありましたが、どちらもたいしたこと
ありません、カポエラはあんまりわかりませんが、ソードの方は
ピン(動きがフラット過ぎで)であります、上下のコントラストも
ありません、うちの生徒の方がよっぽど上手いです。

前半のファイティングセット
後半の個人の型

とこういう構図でありました。
まず怪我なく事故なく終わったのが、良しであります。
側中(エリアル)7連発には、隣の座長と1、2、3、と数を数えて
おりました、数を数えると同時に祈りも入っておりました。
無事に7回やって、会場は絶賛であります、そのあとの酔拳も
堂に入っておりました。

冒頭の「向きが反対、反対、そっちでない」と向きを間違えてた
子もなんとかこなしておりました。

南拳のトルネードドロップも高角度に入ってよかったですな。

終わってから、生徒がボソッと
「もっと練習します」っと漏らしましたな、これを待って
おりましたよ、自発的に練習するようになったら、君のレベルは
もっとあがるんやから。

っと11月の夜もふけていきました。

愛ちゃん誕生日おめでとう!!!!

女子供に容赦なし


橋下知事、高校生と熱く議論 財政難訴え「皆で我慢を」

と橋下知事、女子高生を論破して撃墜させまして、メディアはその容赦のなさを
格好の話題で取り上げております。

「政治とは本来寒いものだぜ」
小説「峠」の河井継ノ助が云ってます、当然著者の想像でしょうが
陽明学派の継ノ助なら云ったであろうと思います。要は大義名分のために
枝を切らないということでしょう、興ざめするような現実を突きつけられたら
女子供は泣くますな、現実は時に残酷なのです。事なかれ主義で来た政治家も
成果主義になっていくのではないでしょうか、それは良い事だと思います。

最後に橋下知事が憲法89条を持ち出さなかったのは、高校生らに温情が
あったからでしょう。


憲法89条

要するに私立学校振興助成法、自体が違法ということで
違法だから辞めると云っても文句はないっということ

自然門は殺しの調べ (大将登場)

pedro

ラウンド3はロッシ対ペドロでございます。
正直3人目のペドロが危ないのでないかと思っておりました
そろそろ50歳に近い年齢、膝のコンディションや仕事場から
タクシーを乗ってスタジオにアップはあまり出来ないままでの
対決です、それにあいにくの雨降りの天候は関節が痛いのであります。

が杞憂に終わりました。

っと八極拳で一撃で倒したと云ったそういった粗相は
いたしません、相手の攻撃を山東蟷螻拳で受けます(余裕をもって)
長年の武術経験者このあたりの余裕の受けが素晴らしい
それとフットワークをそれほど用いないですが、上体のバランスが
素晴らしい、ステップが入るときは八卦掌の鉤足が出ます
向かって来た相手の足を絡ませて、吹っ飛ばします。
ですがそこはミックスマーシャルアーティスト空手マンで
あります、打たれ強いですが、ロッシの顔がみるみる張れていきます。
最後は八卦掌の技から、柔道の腰投げのようなのが入って終了で
ございました。

最後に彼らがロッシに伝えたのは「目を使い過ぎ」だと
いうことでありました、そのあたりの練習方法の反復をして
決戦は終了しました。大変勉強になる充実した日でありました。

自然門は殺しの調べ (SiLiBu)

現代武術から伝統武術(自然門)の練習に移行したときに
戸惑ったのが、まずスタンスでSiLiBu(六四立ち)であります
なぜなら現代武術にはないからです。練習の当初この
スタンスに関してもっと低く低くと檄が飛んできました。

xi

ラウンド2

ミックスマーシャルアーツのロッシ対 自然門Xing way
Xing wayは自然門の武術以外はしたことがありません
ワタクシやルディのようにキックボクシング、空手など
の混じりっけはありません、純粋の自然門であります。

まず驚嘆するのがスタンスの低さです、(写真左のオレンジ)
この写真の低さで前後左右に移動していきます、上体はShenfaで
死角を殺します、対戦相手のロッシは非常にやりにくそうで
あります、相手が開かないのです、Shefaでパンチを流して
相手に一直線に向かってローキック打てば、またスタンスを
固めて相手の隙をうかがいます、ロッシがミドルキックを打ち込めば
キックに向かっていき、掴んで投げを入れます、当然自然門では
ミドルキックの処理の用法が伝わっております、きっちり
投げられ、あまり攻撃の出来ないまま、ラウンド終了でありました。

スタンスのトレーニングは脚力の強化と同時に戦闘で死角を消し
身を守るという大変良い事例を目撃した、スタンストレーニングの
概念を一新させられるラウンドでした。

自然門は殺しの調べ (波馬立ち)

rudy
武術兄弟のルディ

用意はしてきたとロッシがすね当て、グローブを出します。
ルディが一言「俺らは道具を付けない」っということで
実践さながらの素手での戦闘練習が行われます、双方とも拳は固めず
オープンハンドでの戦いが開始されます。

ラウンド1

ミックスマーシャルアーツのロッシ対 自然門ルディ
八卦掌も多少学んだと云っていたロッシですが、そんなもの
全く出てきません、空手ベースの固い動きであります。
対してルディですが、自然門のファイティングスタンスから
*「波馬立ち」で相手の間合いをはかります、軽い牽制からの
コンビネーション戦い方は意外や猪突猛進であります
この辺剛柔流空手10年の経験からでしょうか。
低い姿勢から相手の懐に飛び込んでいきます、拳から肘は
10年以上*パイタゴン、アイロンリングで鍛えております。
時々、八歩釣の型でワタクシと対峙したらその腕の固さに打たれた
瞬間に星が見えるぐらいであります。ロッシは素手での攻撃の練習を
あまりしていないようで、不慣れな戦い方をしております、中途半端な
動きでありますが、そこは道場破りノースキャロライナから
10時間運転して来て、休む間もなくアップして戦っている
ロッシのスタミナと情熱には多いに感心します。双方ハイキックは
出ません、ルディ素早いミドルキックから1.2.3のコンビネーション
ロッシが掴みにかかったところへ正確な膝の金的にて、ロッシ悶絶

* 騎馬立ち、中国武術ほぼ全般で習う一般的な立ち方
* 波馬立ち、自然門独特の歩行
*パイタゴン、竹の束でバンバン叩く