夜の病院の廊下をそっと見ますと、妊婦さんが看護婦さんと
ヒソヒソと話しております、妊婦さんはシクシク泣いてます。
談話室ではどこかのお母さんが子供の状態が悪いと、これまた
ハラリハラリと涙を流しております、病院は人間交差点です
ここは、とある県立病院の四階です。




最近お子さんを産んだ金髪に染めたヤンママ二十歳のお母さん
(女の子)が談話室でそれも二十歳ぐらいと思われる茶髪で
ファッショナブルな旦那と話をしております。

女の子「どうして働いてくれないの」

痛ぅ、また痛い話を横でしてるなあ〜、っと
知らん顔して窓を見ながら話が聞こえます。
それからおよそ15分ばかりヤングな旦那はなじられて
おりました、母俄然強しであります。

翌日また談話室に居ますと、そのお母さん(女の子)が
友達2人と計3人で話をしております、ツレらしい彼女らとは
リラックスして話をしております、前日と同じような
ポジションだったので軽く会釈をします。

友達1「私も子供ほしいなあ〜、でも彼氏も旦那も無理そうだし〜」
ヤンママ「◯子、まだ大丈夫よ〜、あと20年は大丈夫よ〜」

うん、あと20年というと40歳までっということやな、彼女らは
女は子供産むの40までっと思ってるのやな、そかな。

ヤンママ「◯子もすぐにいい彼見つけるわよ〜」
友達2「来年には彼氏作るよ、そしたら皆でどっか行こうねえ」
お母さん「ウチはでも離婚してるかもねえ、ハっハハ」
友達1、2「そんなこと云ったらだめよ〜」

昨日の話がリアルに聞こえてきます
話は続きます。

ヤンママ「(旦那)何でもいいから仕事してくれたらいいのに〜」
友達1、2「そうねえ〜」
ヤンママ「最低ガードマンでもしてくれたらいいのに」

痛ぅ〜、言い放ちよった〜、薄々ブルーカラーの仕事でも下層の
ほうかなって思ってましたが、庶民は最下層の仕事と思ってるようです。




ブルーカラーをなめてはいけませんよ。

それは夏のある日夕暮れ迫るトラックにて、前の座席の会話が聞こえてきます

軍曹曰く
「今ガードマンが増えすぎてて、需要と供給のバランスが崩れておる
供給が増えれば質の低下を招くから、わいらの賃金が下がりよる、
だから俺は鬼軍曹になって質をあげるのや、それが不毛だとしても
誰もやらなければガンダーラにたどり着かない!!!!」

ニューヨーク引越屋時代にて客の前で汗を拭ったとき、客が去ってから

須藤親分曰く
「タカちゃん、だめだよ〜、客の前で汗を拭いたら〜、客の前では
汗を飛ばさないと、その一粒一粒がチップになって返ってくるのだから」

どちらも軍曹、親分と異名を取る人間だけあって、「人間通」であります。
さすがにガンダーラって云うたときは「あかん、マジや、笑ったら、撃ち殺される」っと
おっさんやのに二十歳ぐらいの青臭いこというてる人らはおもしろなあ〜
巻き込まれたら大変やろうけど、笑

人足りないっていうてたから紹介しようかと思ったけど、次あったら云うおうかな。