山へ(アタック2)

足首まで固定のモンベルの靴の能力がいかんなく発揮して
おります、少し湿った山道も、もろともしません。
さすがVibramの靴底であります、路面は5cm大の石が
ごろごろしております、歩行困難な箇所はそれほどありませんが
念のため軍手を装着して、ゆっくり八卦掌の泥歩行と自然門の波立ちで
進んでいきます、腰を落とし泥を進むぐらいに少しつま先を
高めにもっていくのはトラッキングバージョンといったところでしょうか

最悪、運動用のスニーカーでもって云ってましたが
これはスニーカーが壊れますな、やはり山はトラッキング用の靴が
よろしいです、ホーキンスのブーツでは足を滑らせたでしょうか。
「山をなめてはいけないのです」

先週も九州の方で1700メートル級の山で子供が落ちてなくなって
おりました、山での判断は難しいのです、今はそっとしてあげないと
親御さんがかわいそうであります。

さて話は釈迦々岳に戻ります、登山口から1時間ぐらい身体が
疲れてまいりました、身体のコンディションでいいますと「やや悪」
睡眠不足と武術クラス明けのおっさんのボディには、きついのであります。
1時間半もすれば膝の滑らかな動きはなくなってきました、ガクガクで
あります、およそ1600メートル付近台風の影響か風が下からの
吹き上げになってきております。

「風速1メーターで温度が1度下がる感じ、10メータで10度マイナス」
それは聞いていたのですが、聞くのと体感するのは大違いであります。
下着をアンダーアーマーで武装していたのでよかったですが、これが
普通のナイロンのシャツなら大変だったでしょう、が寒いです。

傾斜がきつくなれば歩幅を短くするように、っと軍曹のお達しで
あります、なるほどエベレストとかの登山の映像でちょっとづつ
進む姿は傾斜がきついのですねえ、勉強でありますもここは
自然門の戦闘歩行の波立ちを繰り出します。

最後の難関を突破して無事到着でありました、到着時刻10:20で
片道3時間20分でありました、この天候なら早い方らしいです。
さて、ここから孔雀岳か引き返すかっとリーダー(軍曹)の判断待ちで
ありますが、悪天候の為引き返すということで登山口まで戻ります。

登山の怪我の8割は下りということです、頂上でチョコレートと
カロリーメイトを食べて体力を保ちます、ちなみに頂上は一面の
真っ白で紅葉を楽しむことは否でありました、およそ30分ほど
休憩して再アタックであります、頂上に着くのが目的でなく
登山口まで戻るのが登山であります。登っていて気づいたのですが
少し後頭部が痛くなります、酸素が薄い影響だと思われますが
空気は抜群に澄んでおり、肺がろ過される感じがして心地は
大変よろしいです。

帰りは2時間半で無事到着でありました、身体は疲れきっていますが
初アタックで気持ちは高揚しております、帰ってきましたら
風の影響がきつくなっておりました、軍曹の判断に狂いはなかったのです。
帰りに温泉に入って身体を休め晩の7時には泥のように眠りにつきました。

翌日仕事はたまたま休みやったのですが

心身ともにリフレッシュされて、身体の調子はものすごく良いです。
「ストレスが一発で解消される」っと軍曹云っていましたが
その通りであります。

さて軍曹は云います「山は良いよお〜」
ワタクシも云います「山は、ほんまにええよ」

また是非アタックしたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です