おばさん、もう夢中〜

最近、NHKの竜馬伝が終わったらしいですね、tweeterで孫さんが
云うてはりました、tweeterは便利ですねえ、しかし

先月でしたでしょうか玄関先で近所のおばはんに遭遇します
回覧板とCDを持っておりました。何も聞いてないのに勝手に話してきます。
CDは福山君でございます、ワタクシ福山君を聞いたことはございませんが
「おばさん、もう夢中〜」っと水木しげるの妖怪100選に出てきそうな
そんな微笑みでありました。間髪入れず「龍馬の福山君におばさん、もう夢中なの〜」
っと次の瞬間今にもワタクシの腕を掴み取る勢いで気勢をあげておられます
ワタクシ武術歴が20年ぐらいでありますが、なす術はございません
おお、恐ろしやであります。

以前ヒーロー論っといいまして、さわりを述べました

この坂本竜馬なる人物は司馬遼太郎氏の影響によるものでしょう
ワタクシも熟読いたしました、また司馬遼太郎氏ほど日本人に
ついての造形の理解度が深い人はいなかったでしょう。

日本人のヒーロー像とは何やといいますと、「志し半ばでの不幸な死に方」
これはキーワードになってきます、判官贔屓の諺の元になった源義経
などそうでございますね、怨霊宗教であります、あとはこれはワタクシの愚考ですが
「無意識過剰」気味な人間ではないでしょうか、要は「そんなん気にしてないで」っと
大変なことにも頓着しない様です、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」で
たしか江戸に武者修行から土佐に帰ってきた竜馬は知らない間に周りに好かれてた
イコール人気ものになっていたこの「知らない間」もしくわ「自然に」明恵の
「あるべきようは」この思想であります。海外の人間は自然に結婚したなどの
言い方はしませんが、日本では好きになって自然に結婚したとよく聞きます
この自然にというのは何やら、至高な感じがいたします、要は禅でいう
「自我の解放」に繋がるからだと思われます、各国のヒーロー像が違うのは
やはり宗教的要素がふんだんにあるのです、ちなみにアメリカでは
日本で人気のドラえもんは一切テレビに流れません、アメリカのヒーロは
「正義が勝つではなく、勝つのが正義なのです」スーパーマンは
最後に「ジャン、ジャアジャン〜」っと登場して悪を懲らしめるのです。
ドラえもんがヒーローにはならないのは彼がヒーロにならない土壌なのです。







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