「ええ帯のお写真が撮れました、どすえお姉さん」
とほんとにこの様に云っておりました。
友人のAJがニューヨークからやってきました。
京都観光であります、前日は夜勤の仕事でして、帰って急いで京都案内のサイトを
見ます、「ここもええな、あっこもええな、えっと、えっと」と
ああ、時間があらへん〜と家から向かいます、京都まで1時間15分ぐらいかな。
京都駅正面のアトム前で集合であります、まず最初は祇園で懐石料理を堪能します。
京都の夏といえば鱧(はも)でございます、アペは鱧の刺身、京野菜とトマトあえで
あります。これにちょっと辛口の日本酒か白ワインがあれば最高だった
のではないでしょうか、いやあれば観光どころでないのでよかったです、笑
イタリアンのアペのモツレラチーズ、トマトとバジルの和えた感じであります
それから小鯛の刺身これまた脂がちょっと乗りかかった、コッテリ乗ってない
素材をいかした、京風であります、知ったかぶりですが
それからメインは鱧の切り身を炭焼きであぶったものでしたが、刺身と
炙ったものでは違いますねえ、炙った方は脂が乗っていてジュウシィーで
ございました。懐石のお食事何処は一見さんお断りでない近又で
女将の息子さんもたまたまニューヨークに留学中でして話が少々長う
ございましたが、料理に関してはすばらしい具合でありました、今度
また違うツレを連れて行きたいと思いますが、懐石でなしに第一旭
のラーメン対決になりそうでございます。
それから八坂神社に赴き2年坂、3年坂を通りねねの道から
清水寺に行きます、清水の舞台から飛び込むと諺の説明をしますと
“Dive from Kiyomizu stage”
“Wow”
ワオっとほんとに下から見上げますとワオっという感じでありました。
ワタクシいったい何年ぶりに行ったのでしょうか、久しぶりのほどが
あります、奈良の子は京都に遠足でありますので清水寺に行ったと
思いますが、軽く20年以上ぶりでありました。
それから八つ橋を買いまして、そこの親父に銀閣寺にどう行くのや
っとききますと、4時半で閉まるから無理やでっとそのとき4時でありました
ではプランBで御所にいきます、広いですなあ、京都のセントラルパークと
武術生徒のサトシ君が云っておりましたが、その通りであります。
これが蛤御門かあ〜っとワタクシ歴史の中に佇むのであります
来島又兵衛という長州藩の豪傑がここで討ち死にしたんやなあ〜っと
これは説明しませんでしたが、幕末の長州藩はキラ星の如く人材が
出ております、吉田松陰も来島又兵衛を評しております、ああ見えて
経理向きと云ったと覚えております、さすが松蔭先生でございます。
ワタクシも指導者として見習う点は多々あり比べるのもおこがましい
ですが、松蔭先生の「君ならどうする」っと生徒らに考えさせたり
友達と約束をしたからと脱藩したりと脱藩は切腹のものですが
命がけで約束を守る様など松蔭先生なかなか破天荒であります。
長州藩は高杉晋作というヤカラ(天才)を生んでおりまして
っと少々脱せんしましたが、幕末の話はまた今度にしたいと思います。
それからいい時間になりましたので、AJらは大阪の心斎橋のWeekly hotelに
戻りワタクシは地下鉄から竹田まで行って家路につきました。
京都はやはり広いですねえ、奈良みたいに大仏一点張りの観光地と
けた違いのスケールでございました。