「動くということ」
武術に限らずあらゆる運動は動く現象そのものであります。
動くというのは厳密に筋肉の伸縮とヒネリだけです。
武術は長い歴史によって幾万の鍛錬方法が存在します。
特に、太もも、腹筋それから背筋等の練習用法が多くあり
特に練習では大切であります、それらの筋肉は
属にいうコアマッスルと呼ばれる箇所です。
一流の運動選手は必ずこのコアマッスルが発達しています。
これらの筋肉がなぜ重要かといいますと、筋肉のキャパシティーが
ほかの筋肉より大きいのです、上腕二頭筋(二の腕)などは
このコアマッスルの枝であって、コアマッスルが母体だと
いうことです、翻って云えばこのコアマッスルがしっかり
していればあとはそれほど鍛えなくて良いということです。
現代武術で型を行う場合、厳密に速く的確に移動するには
移動の処理の問題になってきます、例えば”A”地点で屈んで”B”地点で
飛ぶという指示(動作)が発生した場合、それを如何に精確に迅速に行うか
これはコア筋肉の強さに比例します、特にこの場合武術の型と
いいましたが、フリーで動く場合も概念で動作が決まってなくても
動作を行った後は、A地点からB地点に移動の処理しているので
同じ事であります。
正確に迅速に動くというのはこのコアマッスルを鍛えるのが
必要になってきます。初心者の練習はほぼこのコアマッスルの
鍛錬にあてられる場合が多いです。
同様にコアマッスルのストレッチを毎日欠かさず行いましょう。
身体で表現するということは身体の筋肉の稼働範囲が大きければ
大きいほど表現するキャンバスが広がるということです。
太ももの鍛錬方法は、初心者から上級者まで
必ずしましょう、騎馬立ち、スクワット等を適度の回数を
決めて、セットで行う場合がよろしいでしょう。
この場合サーキットトレーニングにして、腹筋、背筋
太ももの強化を順々に行ってください。