闘争の理論

kick box

武術を嗜んでいる人間の多くが自信過剰ではないでしょうか。
「俺は強いぞ」と「文句ある奴はかかって来い」っと
ですが、ほんとにリングに上がって戦う人間などあまりいません。
ワタクシも実践練習をしますが、それでも本気で殴り合いなど
しません、中国武術は素手というのもありますが、怪我をする
恐れもありますが、何より怖いというのが本音でしょうか。

先日、ワタクシの友人がリンクに上がりました、キックボクシングで
肘なしというルールです、スポットライトを浴びて戦士が
リングに君臨したようです、尊敬と羨望の眼差しで彼を見つめます。
やはり、男なら一度ぐらいリングに上がりたいという欲望があります
ですが、あそこに上がるのに思い出しただけでも冷や汗が出るような
練習を積んでいるのを容易に想像するに、ただただ感嘆するばかりです。

周りの彼の友人などビールを飲みながら、がなり声をあげております。
ワタクシは静かに観戦します、他人事でないワタクシは
ビールなどもっての他です、本来なら正座をして
座席に鎮座しないといけないでしょうが、席に座り戦況を見つめます。

結果は残念ながら負けてしまいましたが、翌日またリングに上がると
心強い声を聞きまして、敬服しております、気安く呼んでいた
彼を武術家の先輩として敬語で呼ぶべきでしょうねえ。

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