Chapter 5「なめらかな動き」

「なめらかな動きとは」

伝統武術では1000回同じ型の練習をするのを第一段階とします。
現実に1000回以上繰り返し練習した型は自己の意識から離れます。
厳密に意識の水面下で動作が動くようになります、この場合
身体の筋肉がその動作を記憶したと理解して良いでしょう。

翻って、動きがなめらかでないのはなぜかといいますと
その動作にたいして思考しながら、動く様であります。
この場合どうしても、思考して筋肉に動作を命令する「時間」
この「時間」分、動作が停止してします、端から見ればそれは
一目瞭然であり傍観者はその動作の不自然さを察知します。

上手くなろうと思えば練習しないといけません
それは至極当然なのですが、一つの型を1000回
これが目安です、それから個人練習では必ずゆっくりした
動作を行うことにしましょう、なぜなら自己の判断で
修正出来にくいからです、なるべくゆっくりするように
心がけましょう。

宮本武蔵「五輪の書」の中でも
千日の修行を鍛と云い
万日の練習を錬と云う
のは著者が動作について深い理解力があったのだと
推測されます。

練習方法としまして、新しい型を覚えたら
繰り返し練習するのですが、1日10回を目安で
3ヶ月で丁度1000回ぐらいです。

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